まつりパンライフ

家で焼いたパンと読んだ本の備忘録、愛用のキッチングッズの紹介をしています

ひじきの煮物、栄養価と戻し方、種類と産地

 

ひじきの煮物

うちではよく作りますが、なんとなく地味なイメージのひじきの煮物

男性うけがよくない…のは私のまわりだけでしょうか?

 

煮物にするときの材料は、人参、油揚げ、しいたけなど。

うちでは、これらは必ず入れる食材です。

調味料は、酒、しょうゆ、みりん。

しいたけの戻し汁を入れるため、だし汁は使いません。

 

ひじきの煮物、煮始め

 

調味料と椎茸の戻し汁を煮立ててから、材料を入れていきます。

初めに油揚げとしいたけを煮て、

人参とひじきはすぐに煮えるので後から加えています。

 

ひじきの煮物、完成

 

水分を飛ばすように煮詰めて。

べちゃっとしてしまうのが苦手なので、このくらいまで煮ていきます。

まあこれは、お好みで。

 

煮物の材料について

 

今回はシンプルに作りましたが、材料は冷蔵庫の中を見て決めています。

毎回入れるものが少しずつ違います。

 

人参と油揚げ

 

油抜きした油揚げと細切りにした人参はマスト。

買い置きがあれば、蓮根も入れます。

シャキシャキの歯ごたえが美味しいです。

蒟蒻を入れてもいいですね。

 

大豆を入れるとボリュームが出て、食べ応えのあるおかずになります。

あらかじめ茹でておく必要があるのですが、市販の水煮を利用してもいいですね。

うちでは納豆を手作りしているので、その時に大豆を多めに茹でておきます。

 

 

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ゆでた大豆を冷凍しておけば、こうした煮物にすぐ使えてとても便利!

 

あれば、絹さややインゲンを加えると、緑色が加わってきれいな仕上がりに。

 

使いかけの玉ねぎがあるときは、玉ねぎも刻んで入れちゃいます。

甘みが出て美味しいです。

人に話すと、えっ!?という反応が返ってきますが、

個人的には気に入っているので試してみて欲しいです。

 

お徳用だから不揃いの椎茸だけど、安心して食べられる椎茸。

 

椎茸   大分産のしいたけ

 

五目煮のように作ると、一皿で栄養バランスのとれたおかずになります。

 

煮物の保存とアレンジ

 

野田琺瑯に保存

 

ひじきの煮物をはじめとした常備菜は、野田琺瑯の容器で保存。

冷蔵庫の中で重ねられるし、シンプルな見た目が気に入っています。

粗熱をとって冷蔵庫で保管すれば3~4日はもちます。

食べきれない分は、小分けにして冷凍しておくと1か月くらいはもちます。

ただ、蒟蒻を入れた場合は注意が必要。

蒟蒻は冷凍するとスポンジのようにすかすかになってしまい、

解凍したときにちょっとびっくりします。

 

まあ、、、食べられないことはないので

自分だけのときは気にしないんですけどね!

 

煮物を余らせてしまう、というのはあまりないのですが、

よく作るアレンジメニューは混ぜご飯です。

炒り卵とご飯でチャーハン風?の混ぜご飯にします。

あと、ひじき入りの卵焼きをサンドイッチにしても美味しいです。

わたし多分、卵とひじきの組み合わせが好きなんですね。

 

それから、ハンバーグに混ぜ込むのも個人的には好きなのですが

家族に不評なのであまり作らなくなりました…トホホ。

 

酢飯にひじきを混ぜ込み、おいなりさんにしてもいいですよね。

ご飯との相性がいいため、炊き込みご飯にしても。

 

ひじきの栄養価

 

芽ひじき

 

ひじきはマグネシウム、カルシウム、食物繊維などを多く含む食材です。

マグネシウムやカルシウムは、骨粗しょう症、高血圧の予防などの効果があります。

食物繊維が豊富、という点では腸内環境を整えてくれる嬉しい効果が期待できます。

海藻ですので、超低カロリーなのも嬉しいですよね。 

 

ひじきの種類と産地

 

ひじきには、「芽ひじき」と「長ひじき」があります。 

芽ひじきは米ひじきとも言われていて、食感が柔らかいのが特徴です。

枝葉の部分になります。

柔らかいので、サラダなどに利用されます。

長ひじきは茎の部分で、歯ごたえがあります。

しっかりしているので、煮物向き。

長いものは、水で戻した後に食べやすいように包丁で切っておきます。

 

産地は、長崎、伊勢、房総などが有名ですね。

旬の時期は3月から5月だそう。

 

スーパーへ行くと、中国や韓国の養殖ものが目立ちます。

なんと8割以上も輸入に頼っているそう。

価格も驚くほど安いですが、国産の天然ものを買うようにしています。

 

天日干しの乾燥ひじき 

 

自然食品店で購入したひじき。

平郡産の、天日乾燥されたものです。

乾物は常温で保存ができ、賞味期限が長いので便利ですよね。

 

乾燥ひじきの戻し方

 

当然のことながら、乾燥ひじきは戻してから調理します。

戻し方は、たっぷりの水に20分ほど浸けておくだけ。

戻したら、ザルにあげて何度か水を変えてよく洗います。

砂や不純物が結構出てきます。

 

戻したひじき

 

こんな風に目の細かいザルを使うとひじきが流れていかないので便利です。

目の粗いザルだと、穴からひじきが流れていっちゃうんですよね。

 

ヒ素が含まれている?

 

何年か前に、イギリスの食品規格庁が

「ひじきには無機ヒ素が含まれているため、食べないように」と勧告。

日本ではなじみのある食材だけに、話題になりましたよね。

私も衝撃を受けました。

 

しかし、ひじきによるヒ素中毒の健康被害の報告はないとのこと。

有機ヒ素は海苔やわかめ、こんぶにも含まれているそうですが、

こちらは毒性のないものだそう。

 

また、ひじきに含まれているヒ素は水に溶けやすいため、

何度か水を変えてよく洗えば6割ほど取り除けるそう。

さらに、茹でこぼすと8~9割も取り除けるそうです。

これらの作業の後、しっかり水気をきって調理にとりかかりましょう。

ひじきを戻した水はヒ素が溶け出しているため、捨ててください。

 

食べないように、というよりは調理法などを工夫して

適量を摂取する分にはそれほど神経質にならなくてもいいのでは、と思います。

 

体にいいから!といって特定の食材をとり続けるより、

色々な食材をバランスよく食べましょ。