キタノカオリってどんな小麦粉?パンの特徴は?
パン好きならキタノカオリという小麦の名前を聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
キタノカオリは北海道で栽培されているパン用の小麦粉(強力粉)です。
4月~5月頃に種をまく「春まき小麦」と9月頃に種をまく「秋まき小麦」がありまして、キタノカオリは「秋まき小麦」になります。
こちらがキタノカオリの写真になりまして、特徴は色が黄色い点で、焼き上がりもほんのり黄色になります。
キタノカオリで焼いたパンは、もちもちのパンに焼きあがるんです。
お気に入りの小麦粉のひとつなので、機会があったら試して欲しいなと思います。
普段から手でパンの生地をこねていると、粉によって随分感触が違うな、と。
キタノカオリは、吸水がいいです。
一般に、「国産小麦は水分を控えめに」と言われていますがキタノカオリはあまり気にしなくていいと思います。
このあたりも「製パンに適した小麦粉」といわれる所以なのかな。
ベーグルにしても美味しいし、食パンにしても美味しいです。
こちらは、角食パンでサンドイッチを作ったときの記事です。
私の中でキタノカオリはオールマイティに使える小麦粉、という位置づけです。
ちなみに、小麦にも新麦というのがありまして、毎年秋頃に「新麦コレクション」として販売されます。
これは収穫したての麦をすぐに製粉したフレッシュな小麦粉で、販売期間も短く数量も限定されています。
今シーズンはタイミングがあわず入手できませんでした。
次期は手にできますように…。
ごまとチーズの配合量、その他の材料
ごまの配合量
生地に練りこむごまの量は、少なすぎてもさみしいし、入れすぎてもくどいかな、と。
こちらは小麦粉を100%として、白ごま5%、黒ごま5%を加えた生地の様子です。
実験的に、ととりあえずこの数値にしましたが、私の感覚ではこのくらいのごまの配合量でいいかな、と思います。
焼くとこんな感じです。
チーズを包まないで焼いたパンなので、「セサミパン」といったところでしょうか。
ゴーダチーズの配合量と、チーズあれこれ
チーズの配合量に関しては、少ない!と文句が出ることはあっても入れすぎ、で苦情がくることはないと思っています・笑。
たっぷり入っていた方が美味しくないですか?
せっかく好きなだけ入れられるんですからね。
今回使用したのはオランダ産のゴーダチーズ。
包みやすいように、あらかじめサイコロ状にカットしておきます。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、薄味が好みの私にはちょ~っと塩気が強い印象だったのです。
(同じ銘柄でも、メーカーによって風味が違います。)
そこで、パンとあわせれば塩味が中和されるかな、と思い入れてみました。
食べてもらった人から「塩気がちょうどいい」と言われ、安心しました。
ゴーダチーズを包んで焼き上げると、こんな風にチーズが溶けだします。
この、ちょっと焦げてカリッとした部分も美味しいですよね。
焼成中のオーブンを覗けば、チーズがぐつぐつとしている様子が見られてこれまた楽しいのです。
今回は、ひとつの生地(小麦粉50g相当)に30gのゴーダチーズを包みました。
チェダーチーズやクリームチーズなど、複数のチーズを組み合わせるとさらに美味しいです。
クリームチーズはサーモンやジャムなどと相性がいいため、うちではサンドイッチを作るときに使用します。
チーズケーキにも使用されるため、なじみがあるチーズではないかなと思います。
カマンベールチーズが入ったパンは、パン屋さんの定番商品ではないでしょうか。
ゴルゴンゾーラに関しては、ちょっとまだ食べられないんです。
慣れれば食べられる、と聞きますが、、、
その他のチーズパンの材料について
その他のチーズパンの材料は、ベースとなるキタノカオリにライ麦全粒粉を少しブレンドしました。
ライ麦って、少し加えるだけで香ばしさがアップしますよね。
チーズとの相性もいいんです。
仕込みは水+蜂蜜。
酵母はいつものパネトーネマザー酵母を使用しました。
その他に発酵バター、ゲランドの塩が入っています。
終わりに
早いもので、もう大晦日。
年々、年末やお正月に対する感覚が薄くなっていくのは何故でしょう…?
お年玉をもらっていた頃が懐かしいですが、今はあげる立場になりました。
年末年始は帰省しないため、遠くに住む甥っ子たちへのお年玉は、パンと一緒に送りました。
そのときに焼いたパンの話でした。
今回はごまを加えた生地にチーズを包んで焼きましたが、シンプルな生地にチーズだけを包んでも美味しいです。
今日のおまけ☆
紅あずまの焼き芋!
今回も、オーブンの隙間にアルミ箔で包んださつまいもを放り込んで!
冬は焼き芋が特に美味しいですね。
うちの家族は食べないので、独り占め。
発酵バターをちょ~っとのせて、美味しい塩をぱらり。
一年中食べますが、冬は特においしいおやつです。
それでは、良いお年を!