まつりパンライフ

家で焼いたパンと読んだ本の備忘録、愛用のキッチングッズの紹介をしています

中華せいろの使い方と選び方(大きさ&材質)

中華せいろ

 

中華せいろの使い方は難しい?

わがやにある2種類のせいろのうち、今回は白木の中華せいろの使い方について書いてみようと思います。

 

ステンレス製の蒸し器でせいろデビュー(?)をし、使用しているうちに蒸し料理にはまり、ついに本格的な中華せいろが欲しくなってしまったのです。

 

使い方や扱い方が難しいかな?と心配していたのですが、ポイントを抑えて使えばそうでもありませんでした。

 

「蒸す」というシンプルな調理法ながら、食材の美味しさを引き出してくれる中華せいろは、季節を問わず重宝しています。

 

中華せいろの正しい使い方

中華せいろの正しい使い方、なんて書くと大げさですが、まずは食材を蒸す前にせいろを軽く水で濡らしておきます。こうすることで、食材が底の部分にくっつくのを防いでくれる効果があります。

 

次に鍋にお湯をはり、しっかりと沸騰させてから食材の入った中華せいろをのせて蒸します。

お湯の量が少ないと空焚きの状態になってしまい、多いと素材にかかってしまいますので注意してください。

 

鍋の水がなくなりそうになったらお湯を足しながら蒸していきます。

 

根菜類など、食材に火が通っているか確認する際は竹串を使うと便利です。

人参などは多少かたくても食べられますが、芋類に火が通っていないとガックリ来ますよね。

 

中華せいろの良い点は、ふたから余分な水分が抜けるため食材が水っぽくならないことです。

 

違う食材を同時に蒸すことも可能です。

 

中華せいろ

 

やってみたかった!憧れの2段蒸しです。

 

20センチのせいろはそんなに大きくないので、1段だと少量しか蒸せないんですよね。なので、2段重ねで蒸すことが多いんです。

同じ食材を重ねて蒸すときは、途中で上下を入れかえると同時に蒸しあげることができます。

 

違う食材を重ねて蒸すときは、灰汁が出る食材は下にしてください。

食材によっては、クッキングシートや葉物野菜を敷いた方がいい場合もあります。

 

蒸し料理をするさい、気を付けたいことは火傷です

あつーい蒸気が出ていますので、食材を取り出す際は十分注意してくださいね。

 

私はパンを焼くときに使用している「トング」を使っています。

菜箸よりも確実に食材がつかめますし、中華まんなどの柔らかい食材も皮を傷つけずに取り出せます。

 

せいろのふたを外すときや、鍋からせいろを外すときは軍手をしています。これも、パンを焼くときに使用しているものです。

ミトン(鍋つかみ)でもいいのでしょうが、5本の指が自由に動かせる軍手の方が使い勝手がいいんです。

 

白木の中華蒸篭

 

このように、そのまま食卓に出すと「お店みたいで本格的!」とテンションがあがります。笑。

 

せいろの選び方(大きさ&材質)

一口に中華せいろと言っても、大きさも材質も様々なんですよね。

私なりのせいろの選び方を、簡単に振り返ってみました。

 

大きさに関しては、手持ちのル・クルーゼの鍋(直径20センチ)を使用して蒸すため、それに合わせた大きさのせいろにしようと決めていました。

 

ただ、手持ちのステンレス製のスチーマー(直径20センチ)を使用していて大きさに物足りなさを感じていたのです。

 

20センチ前後の蒸篭1段が、概ねひとり分と考えています。

複数の人数分を調理しようとすると足りないので、「それならば2段蒸しをしよう!」と考えて2段重ねのせいろの購入に踏み切ったというわけです。

 

ちなみに、一番よく作るメニューはこちらの肉まんです。

 

蒸したての手作り肉まん

 

小さめの手作り肉まんなら、3個蒸せます。市販の普通サイズの肉まんだと2個です。

 

問題は、せいろの材質です。

高級路線の桧(ひのき)でいくか、お手頃価格で木の香りが楽しめる杉にしようか、いやいや杉よりも耐久性もあって香りが弱めの竹にする?

 

悩んで悩んで、最終的に私が選んだのは白木(イチョウの)の中華せいろでした。

理由は、こちらのひのきの蒸篭が高くて買えなかったから。笑。

 

 

値段は正直です。

ひのきの蒸篭は耐久性があり見た目も美しく、素晴らしい品質だというのはよくわかるのですが、贅沢すぎました…!

 

飽きっぽい性格なので使い続けるか自信がなく、躊躇してしまったというのもありますが、白木のせいろでも十分満足のいく調理が出来ています。

 

 

2セット購入しましたが、3段まで重ね蒸しができるそうなので買い足しもありかと思っています。

木の香りが強すぎるものは、ちょっとなあ!と思っていたのですが、実際白木の蒸篭を使用してみると心配するほどではなかったので安心しました。ほんのり香る程度です。

 

せいろの洗い方と注意点

せいろの洗い方ってどうするの?注意する点は?と、気になりますよね。

 

せいろを頻繁に使用する方は使用後に固くしぼったふきんで拭くだけ、という方も多いそうです。蒸気で殺菌されるために洗わなくてもいいそうなのですが、なんとなく洗いたいですよね…。私は洗いたいです。

 

気を付けたいのは、せいろを水につけっぱなしにすると変形したり割れてしまったりする点です。なので私は、使用後、シュロたわしを使って短時間でサッと水洗いしてふきんでよく拭いています。

 

洗剤は、木の油分を取りすぎたり蒸篭に匂いがつくので避けた方がいいそう。また、洗剤のすすぎ残しによってシミになったりする場合もあるそうなので、注意したい点です。

 

食材が蒸しあがったら、できる限り蒸篭が熱いうちに片付けるといいと思います。蒸篭が冷めてから洗うよりも、においや汚れが簡単に落ちるからです。

 

手入れ後は、陰干ししてから保管するようにしましょう。

お手入れするさいの注意点は2つです。水につけっぱなしにしないことと、洗剤を使って洗わないことです。

 

しっかり乾かしてから風通しの良い場所で保管するようにするとカビの発生を防げます。出しっぱなしが気にならない方は、壁につるしたりラックの上段にのせて保管しても良さそうです。

直射日光も厳禁です。

 

肉などの油っこいものを蒸す場合は、もう1つのステンレス製の蒸し器を使うようにしています。

 

www.matsuripan.com

 

こちらの記事はステンレス製の蒸し器について書いた記事になります。

ステンレス製の蒸し器は洗剤も使えますし、匂いも残らないので重宝しています。

 

 

まとめ

食卓にせいろがある暮らしは、やはりいいものだな~と思います。

 

せいろは折り畳むことなど出来ませんから、少々かさばるのも事実です。

奥の方にしまい込んでしまうと出してくるのが面倒になり、使わなくなってしまう…!という事態になりかねません。

そのため、購入前にスペースを確保しておくこともしておいた方が良いでしょう。

 

目につくところにスタンバイさせておけば、気軽に蒸し料理を楽しめます。

立ちのぼる湯気や、蒸気で蒸された料理を楽しんでいると、心まであったかくなる気がする今日この頃です。笑。