関西の定番グルメ、551蓬莱の豚饅
関西地方を訪れるにあたり、楽しみにしていたことのひとつにグルメがありました。
いや、グルメを楽しみに関西地方まで足をのばしたと言った方が正しいような気もします。
今回訪れたのは神戸でしたが、関西で皆に愛されている定番のグルメと言えば551蓬莱の豚饅ではないでしょうか。
先日、某有名人のお嬢さんが「551を556と言い間違えた?」とほほえましいエピソードがニュースになっていましたね。ちなみに私の身近には「553」と言い間違えた人がいまして、面白い人がいるなあと思った次第であります。
関西とは縁がないので、551の豚まんはとても珍しい存在なのです。
神奈川ではなかなか食べられないものを食べよう!と思っていたため、551の豚まんに関しては必ずや食べようと計画していたわけです。
はじめて551蓬莱の豚饅を食べたのは、百貨店で行われていた催事での実演販売だったように記憶しています。テイクアウトしてその場で家族と食べたのです。
販売スペースの後ろで、何人もの職人さんたちが見事な手つきで豚まんを次々に包んでいくのを飽きずに眺めていたのを覚えています。
大きな蒸篭でたくさんの豚饅が蒸されている様子は、いつまでもみていたいほど楽しい光景でした。
551蓬莱の豚饅をテイクアウトする
大阪には551蓬莱のレストランもあるようですが、神戸ではテイクアウトの形態しかありません。
豚饅は、蒸したてほかほかの状態でこちらの箱に入れられ、お手拭きと共に紙袋で手渡されます。真っ赤なパッケージがまぶしいですね。
さっそく蓋を開けてみましょう!
きれいに並んで入っていました。
久々の再会です。会いたかった~。笑。
言うまでもありませんが、蒸したての温かい状態で食べるのが最高に美味しいです。
割ってみました。豚肉と玉ねぎがぎっしり詰まっていて食べ応えがあります。
関西地方では、豚まんにからしを塗って食べるのが普通なんですか!?
馴染みのない食べ方だったのですが、以前551の豚まんを食べたときにからしを塗ってみてビックリ!あう~!!
551のこだわり・豚饅の特徴
551蓬莱のこだわりには、並々ならぬ努力と愛情が感じられます。
551蓬莱の豚まんは、手間を惜しまず全て手作りで作られているとのこと。
実際に自分で作ってみるとよくわかるのですが、ひだを作るのが難しいんですよね。具が多すぎたり閉じ目が甘いと中身がとび出してしまうしまうため、熟練の技がないときれいに包めません。
また、551の豚まんは保存料を使用せず無添加で作られていて、味付けも実にシンプルです。
鮮度をなによりも優先し、毎日、その日の分だけ作っているのだとか。
店舗ごとに発酵状態を変えているという徹底ぶり!
こちらの原材料名をみれば一目瞭然ですよね。ちなみにこちらの豚まんは、創業当時からの分量・味付けを今も変えず、ずっと同じ製法で作っているそう。
豚まんの味を引き立ててくれる脇役のカラシですら、自社生産するというこだわりようです。
551蓬莱の豚まんの特徴は、豚肉のカットが粗いということがあげられます。
豚肉が主役となりますから、食感を出すためにあえてミンチにせずダイス状にカットしているそうです。玉ねぎの甘さとシンプルな味付けが、なんとも言えません。
そしてあの独特の皮!!
市販されている中華まんの皮よりもしっかりとしていて、ほどよい弾力!!力強い中身と見事にマッチしているんです。
豚まんの美味しい食べ方
冷めてしまった豚まんの美味しい食べ方は、せいろ(蒸し器)で10~15分ほど蒸す!です。出来立てのようなふっくらした美味しい皮に仕上がりますよ。
電子レンジの場合は、1個につき約1分を目安に加熱します。(500Wの場合)
そのさい、少量の水分と共に加熱するといいようです。
せいろをお持ちの方は、少々面倒でも蒸し直して食べることをおすすめします。
電子レンジでももちろん美味しく食べられるのですが、やっぱり蒸篭にはかなわないんですよね。
ひとつひとつに職人さんの愛情が込められていると思うと、それだけで胸があつく…なりませんか!?
関東に出店してないのが残念ですが、たまに食べるのがいいのかもしれないな~なんて強がってみました。横浜のデパートに催事で来るのを楽しみに待ちたいと思います。
どうしても食べたくなったら、お取り寄せしてみるのもありですね!
全体的な感想・値上げに関して
久々に食べた豚まんは、変わらない美味しさでホッとしました。
価格が安いことも魅力のひとつでしたが、残念なことに2019年4月から値上げされるそうです。原料の高騰によるものだそうなので、これは仕方ないですね。
豚まんに関しては1つあたり20円の値上げだそうです。
170円から190円への値上げということになりますが、個人的にはひとつで満足できる大きさだと感じます。男性はひとつでは物足りないかもしれませんね。
これからも変わらぬ味を作り続けて欲しいと思います。