ライ麦&全粒粉&強力粉のこねないパン
開封済みのライ麦&全粒粉を早く使い切りたい!という個人的な理由につき、今日もまた「こねないパン」を焼きました。
粉の鮮度は大事なので、開封した小麦粉は早めに使い切りたいところ…。
特に全粒粉は酸化しやすいので、気を付けて管理しています。
ライ麦と全粒粉だけではパンの生地が膨らまないため、強力粉(国産小麦)をベースにした配合にしました。
リピート中の強力粉(国産小麦)、春よ恋です。
このブログでこねないパンは、もはやシリーズ化してしまっている気がしますが、毎回小麦粉の種類や配合を変えているため、焼き上がりの表情や味わいがバラバラ。
こねないパンは作り方が手軽で簡単なうえに、飽きることがないんです。
自由研究の感覚に近いのかもしれません。
梅雨に入り、温度も湿度も高い日が続くと、手ごねでパンの生地をこねるのが億劫になることもあるのですが、そんなときにも便利なのが、こねないパンの簡単レシピ。
フォカッチャ風こねないパンの簡単レシピ
フォカッチャとはイタリア発祥のパンで、ピザの原型とも言われています。
オリーブオイルが香る、平べったくてふわふわした食事パンの一つです。
ローズマリーなどのハーブをトッピングする場合もありますね。
こちらは、以前焼いた一般的な形のフォカッチャの画像です。
このレシピもいずれ記事にして紹介したいと思います。
今日は通常のフォカッチャを作る場合の、こね・分割・形成の工程を省いた、いわばフォカッチャ風・簡単レシピを紹介したいと思います。
こねないパンの材料と作り方
材料
強力粉 180g
全粒粉 35g
ライ麦 35g
ぬるま湯 250g
塩 3g
酵母 2.0g(今回は白神こだま酵母を使用・インスタントドライイーストでも可)
オリーブオイル 適量
作り方
大きめのボウルを用意し、強力粉、全粒粉、ライ麦粉、塩、酵母を入れたら、空気を含むようにへらで軽く混ぜます。
35℃くらいに温めたぬるま湯を加え、粉気がなくなるまで混ぜます。
このような感じで、へらを使用してボウルの中で混ぜます。
全粒粉とライ麦の粒々が確認できます。
30回も混ぜればOKです。
へらはそのままの状態で、ラップなどで覆い生地が乾燥しないように気を付けながら常温で30分置きます。
再びゴムベラを使用して全体を混ぜます。
回数の目安としては、10回くらいです。
混ぜた直後の写真です。
再びラップなどで覆い、3時間ほど発酵させていきます。
この間に型の準備を行います。
型に使用した容器は、縦19cm、横25cmのホーロー容器です。
直接生地を入れるとくっついてしまうため、クッキングシートを敷いて使用します。
気泡を潰さないよう、カード(ドレッジ)で優しく型に移し、二次発酵させます。
このとき、できるだけ平らになるようにしてください。
強力粉だけのパン生地よりも発酵具合が分かりにくいのですが、表面にふつふつと気泡が確認できるくらいまで発酵させます。
表面にオリーブオイルをまんべんなく回しかけ、指で穴をあけます。
このような感じです。
オリーブオイルのかけ方が雑ですね・笑。
220℃に予熱したオーブンで25~30分焼きます。
焼き上がりです。
クッキングシートごと取り出して冷まし、カットしてみました。
クラムは、しっとりとした印象です。
ライ麦の保水性によるものでしょうか?
型について詳しくは、こちらの記事でも書いていますので参考にしてみて下さい。
スペルト小麦でこねないパンを焼いたときの記録です。
感想
ライ麦15%、全粒粉15%を配合したパンは、しっかりした歯ごたえで香ばしい味がしました。
ご覧のように、焼き上がりの見た目はとても素朴。
個人的には好みの味で、リベイクしてチーズをサンドしたら美味しかったです。
ハード系が好きな人には受け入れられそうですが、この手のパンは好き嫌いが分かれそうだという感想も。
雑穀米や玄米など、穀物の滋味あふれる味が苦手な人はダメかもしれませんね~。
あとは、生地の発酵の見極めが難しかったです。
そのため、発酵が十分でない状態で焼成してしまう場合(←失敗や生焼けの原因)もありそう。
必ず、生地に火が通っているか確認を行うようにした方がいいと思いました。
パンが生焼けだと、廃棄するしかないという悲しい現実が待っています。
まとめ
今回のこねないパンは、小麦粉の割合で言うとライ麦粉15%、全粒粉15%、国産小麦70%。
前回の全粒粉30%、国産小麦70%のときと比較すると、圧倒的に膨らみにくいという印象です。
詳細はこちらの記事で確認してみて下さい。
ライ麦粉の特性については、先日まとめた記事もよろしければ。
火の通りが心配な場合、大きめの型、もしくは天板を用意し、出来るだけ薄くのばすなどの対策を行うのも手かなと思います。