まつりパンライフ

家で焼いたパンと読んだ本の備忘録、愛用のキッチングッズの紹介をしています

レーズンの丸パン◎手ごねレシピ 分量や割合 作り方の詳細

レーズン入りの丸パン、断面

レーズンたっぷり 手作り丸パン

今日は、大好きなレーズンがたっぷり入った、手作りの丸パンを紹介したいと思います。

 

レーズンパンは、ぶどうパンと呼ばれることもありますね。

そういえば、亡き祖母はレーズンのことを干しぶどうと言っていたっけ。

 

手作りのパンは、レーズンを好みの分量だけ入れられるのがいいですよね。

たっぷりぎっしりが好みの方も、そこまで入ってなくてもいいという方も、割合を工夫すれば自分好みのパンになります。

 

手ごねのレシピ・カロリーの他、レーズンを入れるタイミングや、固いパンになってしまう、じゃりじゃりする、冷凍保存は可能か、などについてもまとめてみました。

 

レーズンパンにバターを塗って食べているときは、至福の時間です。

この組み合わせ、最高ですよね。

 

前置きが長くなりましたが、今日の記事もお付き合いくださると嬉しいです。

 

手ごねレシピとカロリー

今日紹介する手ごねレシピは、小さめのレーズンパン9個分です。

 

カロリーは全量で1494kcal。

レーズンパン1つ当たりのカロリーは166kcalです。

 

原材料

強力粉 300g

塩 3g

酵母 2g

牛乳 60g

水 135g

バター 9g

レーズン 90g

お好みでシナモン少々

 

北海道産の牛乳とカルピス発酵バター

 

ふわふわのパンに仕上げたくて、こちらの牛乳と発酵バターを加えました。

 

バターは室温に戻し、水と牛乳はあわせて35℃くらいに温めておきます。
 

作り方

ボウルに強力粉と塩を入れ、軽く混ぜます。

 

酵母を入れ、水と牛乳をあわせたものを加えてひとまとめにしたら、台に移して10分くらい捏ねます。

 

このタイミングで下処理したレーズンとシナモン(お好みで)を加えます。

※レーズンの下処理については後述します。

 

捏ねあがったレーズン入りのパン生地

 

このような感じで、生地全体にレーズンがいきわたるように馴染ませて一次発酵させます。

(これより先の画像は、強力粉にライ麦を2割ブレンドして焼いたときのものなので茶色っぽく見えるかと。)

 

一次発酵中はラップで覆うなどして、生地の乾燥に気を付けて下さい。

 

発酵させたパン生地

 

一次発酵後の生地です。

7月にしては涼しい日だったため、一次発酵に5~6時間かかりました。

 

時間よりも、生地の状態を見て判断してください。

 

分割作業後のパン生地

 

9分割して軽く丸め、生地を休ませるためのベンチタイムを15分とっているところです。

このときも生地の乾燥に気を付けて下さい。

 

レーズンが生地の表面に出てこないように丸めると、レーズンの焦げを防げます。

 

ベンチタイムが終わったら、丸め直しの作業を行います。

とじ目をしっかりと閉じて二次発酵させます。

 

オーブンのスチーム機能を使い、30分ほど発酵させました。

 

ホイロ後のパン生地

 

ふっくらといい感じに発酵しています。

 

200℃に予熱したオーブンで15~18分焼けば完成です。

 

2段同時焼成中のレーズンパン

 

2段同時に焼成中の画像です。

途中で天板の上下の入れ替え作業を行うと、焼きむらを防ぐことができます。

 

天板は熱いので、火傷に気を付けて下さい!

 

焼き立ての手作りレーズンパン

 

素朴な焼き上がりですね。

ライ麦入りの生地なので、なおさら。

 

パンは、冷凍保存が可能です。

1つずつ袋に入れ、さらにジップロックなどに入れて冷凍焼けに気を付ければ、一か月ほどは美味しく食べられます。

 

自然解凍→軽くトースターで温めて食べます。

美味しいバターがあったら、ぜひ一緒に。

 

カルピス発酵バターに塩をぱらっと振ってパンにのせると、うまーいです。

 

使用した強力粉は、国産小麦の春よ恋100%です。

 

この粉を使うとふわふわのパンに焼き上がるので、リピート購入しています。

強力全粒粉を少しブレンドしても◎

 

 

レーズンの割合(分量)・入れるタイミング・下処理

レーズンの割合・分量について

今回は、粉に対して30%の割合のレーズンを加えましたが、このくらいの分量だと塩梅がいいかな、という印象です。

(これより少ないと寂しい。)

 

手作りのレーズンパン

 

もっとたっぷりぎっしりが好み、という方は50%くらい入れてもいいと思います。

今後は実験的に、レーズンの分量を増やした丸パンも焼いてみようと思います。

 

レーズンを入れるタイミング

レーズンを入れるタイミングは、生地が捏ねあがった後がベストだと私は思います。

 

生地とレーズンがほどよく馴染んだ箇所(レーズンの果肉が、生地にちょっと溶けだした感じ)が好きな者の意見として聞いてください。

 

捏ねあがる前の生地に加えてしまうと、レーズンが潰れて形がなくなってしまう場合もあります。

ホームベーカリーの場合も、具入れのタイミングが設定されていますよね。

 

発酵させた後の生地にレーズンを加えるレシピもあります。

パンに巻き込んで形成する場合などもそうですね。

 

湯通しの下処理~じゃりじゃりする、固いパンになる原因は?~

 

レーズンパンを食べて、じゃりじゃりするな~と思ったことはありませんか?

また、失敗作とは言わないまでも、パサパサで固いと感じたことはないですか?

 

レーズンの下処理(湯通し)を行うことにより、これらを解消することができます。

 

じゃりじゃりする原因は、レーズンに付着している砂によるものでは?と思います。

 

有機栽培のジャンボレーズン

 

このように、一見するときれいに見えるレーズンですが実はそうでもないんです。

 

湯通し中のオーガニックレーズン

 

見えにくいですが、ちりや埃、砂など?が出てくるのが確認できます。

 

湯通しして軽く洗い流したらザルにあけ、クッキングペーパーの上へ。

 

湯通ししたレーズン

 

このような感じで、しっかりと水気を取ります。

固いパンになってしまう原因は、発酵不足か水分が足りないからだと予測できます。

 

レーズンはドライフルーツ、つまり乾物だと考えてみると…

湯通ししてふっくらとした状態に戻すことで、発酵中に生地の水分が奪われず、ふっくらとしたパンに焼きあがるのではないでしょうか。

 

下ごしらえせず、そのままの状態でレーズンを加えると、じゃりじゃりしたりパサパサした固いパンになる可能性が出てくるのではないかと思います。

 

普段購入しているレーズンは、トンプソンレーズンです。

 

他にも、サルタナレーズンや、サンマスカットレーズンミッドナイトビューティ レーズンなど、様々な種類のレーズンを食べ比べてみるのも楽しいです。

 

全て、オイルコートなしの商品です。

 

レーズンの下処理の方法については、以前も記事にしました。

 

www.matsuripan.com

 

この記事では、クルミとレーズンのちぎりパンの材料を紹介しています。

作り方までは載せていないので、そのうち加筆できれば…と思います。

 

最後に

実は嫌いな人も多いレーズン。(わがやにも、おります)

 

好きな人からみれば信じられないような話ですが、嫌いなものは仕方ありませんから無理して食べなくてもね・笑。

 

そういえば昔、給食でレーズンパンが出たとき、レーズンだけをほじくり返して残すクラスメイトがいたな~!

 

最近パンを差し上げる機会があるのですが、相手の好みは確認した方がいいのかなと思っているところです。