まつりパンライフ

家で焼いたパンと読んだ本の備忘録、愛用のキッチングッズの紹介をしています

シナモンロールの作り方◎全粒粉レシピとセイロンシナモンの話

全粒粉のシナモンロール

 

全粒粉のパン生地で作るシナモンロール

今日の記事は、全粒粉使用の甘さ控えめ・シナモンロールを作ったという内容です。

 

いつもシンプルな焼きっぱなしのパンを焼いているので、たまには菓子パンの代表格ともいえる(?)シナモンロールでも作ってみよう!という珍しい試み。

手ごねで作りました。

 

菓子パンはカロリーが気になるという方も、手作りすればある程度オフできます。

 

シナモンロールのカロリーが気になるという方は、上にのっている白い部分(アイシング、フロスティング)をなくすだけでも大幅に糖質をカットできるんじゃないかな~と。

 

シナモン」と一口に言っても、実は色々と種類があるんです。

後半では、おすすめのセイロンシナモンについても触れたいと思います。

 

シナモンロールのアレンジとして、シナモンシュガーを巻き込むときにレーズンを入れても美味しいです。

その場合、砂糖の量を減らしても十分に甘さを感じられます。

 

柔らかくしたクリームチーズを一緒に巻き込むのも、おすすめのアレンジです。

 

これから紹介するレシピの分量は、小さめのシナモンロール10個分です。

※天板2枚分になります。

 

前置きが長くなりました。

ではレシピの紹介です。

 

手ごねのシナモンロール レシピ

原材料

強力粉 240g

全粒粉 60g

牛乳 60g

水 135g~

塩 3g

酵母 2g

バター 15g

※牛乳と水はあわせて人肌程度に温めておき、バターは室温に戻しておきます。

 

シナモン(粉末) 3g

きび糖 40g~

※シナモンパウダーときび糖をあわせて「シナモンシュガー」を作っておきます。

 

牛乳+水、柔らかく戻した無塩バター
オーガニックシナモンパウダーときび糖

 

作り方

ボウルに軽量した強力粉と全粒粉と塩を入れ、よく混ぜます。

 

国産小麦粉とスペルト小麦全粒粉
粉類に水分を投入

 

酵母を加え、温めた水分を加えます。

へらで大まかに混ぜ、ひとかたまりになったらバターを加え、生地をよく捏ねます。

 

全粒粉入りのパン生地
捏ね上げた直後のパン生地
一次発酵させるパン生地

 

真ん中の写真のように表面がつるんとしてくるまで、10分くらい捏ねて下さい。

全粒粉を配合した生地なので、表面は多少ぼこぼこです。

 

とじめを下にした生地をボウルに戻し入れ、あたたかいところで一次発酵させます。

このとき、ラップ等でボウルをおおって生地が乾燥しないようにしましょう。(写真・右)

 

一次発酵の目安は、2倍弱くらいの大きさになるまでです。

 

一次発酵完了の目安
ベンチタイム後の生地とめん棒
形成前の生地とめん棒

 

一次発酵が終わったら二分割してベンチタイムをとります。

ふきんかラップをかけて、20分くらい生地を休ませます。

 

とじめを上にしてガスを抜き、18センチ×22センチくらいを目安に生地をのばしていきます。

時々、指先で四隅を持ち上げて引っ張るようにするとキレイにのばせます。

 

めん棒を使用して生地をのばす
シナモンシュガーを生地にふる

 

めん棒を使用してのばしましたが、手でのばしてもOKです。

2センチくらい、上を(とじめになる部分です)あけて、シナモンシュガーをまんべんなく振ります。

 

シナモンロールの形成
シナモンロールの巻き
パン生地に印をつける

 

下からくるくると巻いていき、とじめをしっかりと閉じます。(写真・左)

とじめを下にし、スケッパーなどで軽く印をつけて1本を5分割します。

 

分割後のシナモンロール
二次発酵後のシナモンロール

 

天板の上にオーブンシートを敷いて生地を並べていきます。

このとき、上から手でぎゅっと生地を押して軽く形を整えると仕上がりがきれいです(写真・左)。

 

あたたかいところで二次発酵させます。

30分~40分を目安に、一回り大きくなるくらいまで発酵させます。(写真・右)

 

オーブンのスチーム発酵機能を使うと、乾燥せずにいい感じです。

 

200℃に予熱したオーブンで15分焼成したら完成です。

(焼成時間はオーブンによって多少異なります。)

 

甘い香りが室内に広がります!

 

焼きたての手作りシナモンロール

 

セイロンシナモンの質・量についての考察

シナモンロールに入れる量は、300gの小麦粉に対して3gが適量だと思います。

割合でいうと、小麦粉に対して1%を目安にするといいかなと。

 

オーガニックシナモンパウダーと喜美良

 

砂糖の量はお好みで加減してもらえればと思いますが、今回のレシピで紹介した「40g」で作ると甘さは控えめ。

 

続いては、シナモンの質・味の違いについて。

店頭でよく見かけるシナモンは、おそらく「カシア」です。

(独特の香りがして、私はちょっと苦手…。)

 

セイロンシナモン」というスリランカ産のシナモンを食べたことがありますか?

セイロンシナモンは香りがマイルドで、食べやすいのです。

紅茶などに入れても美味しいです。

 

シナモンが苦手でも、セイロンシナモンパウダー を使用した料理なら食べられるという場合もあります。

産地や品種によって、こうも味や質が違うのかと驚かれると思いますので、食べたことがない方はぜひ食べてみて下さい。

 

今回シナモンロールに使用したシナモンは、オーガニックのもの。

店頭では見かけないので、定期的にメール便を利用して購入しています。

 

 

最後に

全粒粉入りの生地とシナモンの香りは、相性がいいなと感じました。

 

アイシングの代わりにはなりませんが…

二次発酵の後、上部に砕いたナッツやスライスアーモンドをトッピングして焼くとアクセントに◎

 

小ぶりなサイズに仕上げました。

砂糖掛けしていないとはいえ、食べ過ぎには気を付けねば…。

 

食べきれない分のシナモンロールは冷凍保存が可能です。

その場合は1つずつ袋に入れてしっかり密閉し、冷凍庫へ。

 

解凍し、トースターで軽くリベイク(焦げやすいので注意)して食べると焼きたてのような味が楽しめます。