プロセス(溶けない)チーズで手作りパン
今日は、プロセスチーズを使った手作りパン(レシピ)の紹介です。
プロセス(溶けない)チーズを使ったパンを焼こうと思ったきっかけは、溶けるチーズを使ってパンを焼くと、後始末が大変だからです。
ピザ用チーズやモツァレラチーズなど、加熱すると溶けるタイプのチーズは確かに美味しいのですが、パン生地に包んで焼くとどうしても一部が溶け出してしまいます。
ピザなどのトッピングに使う分には良いのですが、手作りパンの具材として使うには、ちょっと使い勝手がなあ~などと、日々勝手なことを思っていました。
オーブン使用時の繰り返し使えるオーブンシートが、チーズの脂肪分によってギトギトになるのがネックだったのです。
そこで、加熱に強く、溶けない(溶けにくい)であろうブロックタイプのプロセスチーズを使ってパンを焼いてみました。
スライスされている商品や一口サイズの商品もありますが、今回レシピを紹介するにあたって使用したのはこちら↑。
自分で好きにカットして使うタイプの「チーズブロック・心(こころ)」という350gのお徳用プロセスチーズです。
プロセスチーズ パンレシピ
パン6個分の材料です。
材料
- 強力粉 300g
- 水 210g(35度くらいに温める)
- 塩 3g
- イースト等のパン酵母 2~3g(2gだと発酵時間長め、3gだと発酵時間短め)
- バター 6g(室温で柔らかくしておく)
- プロセスチーズ 120g(ダイス状にカット)
作り方
ボウルに強力粉と塩を入れ、空気を混ぜ込むようにぐるぐる混ぜます。
酵母を振り入れ、温めた水を全体にいきわたるように加えて混ぜます。
生地がひとかたまりになったらバターを加え、捏ねていきます。
ドレッジなどを用い、ボウルの内側についている分も丁寧にとると後処理が楽です。


10分くらいしっかりと捏ねたら、乾燥防止のラップ等をかけて一次発酵させます。
酵母の量(少なければ時間がかかります)や生地のこねあげ温度にもよりますが、20度くらいの室温で3時間前後でしょうか。
捏ねた生地が、このような状態になるまで発酵させます。
目安としては、約3倍の大きさになるまでです。
肌寒い日であれば、発酵に半日以上かかる場合もありますので、焦らず気長に待ちましょう。
ここでの発酵が十分でないと、パンの焼き上がりがかたく、失敗の原因になります。


発酵が済んだら6分割し、軽く丸めて10分のベンチタイムを取ります。このとき、とじ目は下にして置き、布巾等をかぶせて表面の乾燥を防止して下さい。
この間に、中に包むプロセスチーズをカットして6分割しておきましょう。ああ、カットが雑…笑。
生地のとじ目を上にし、空気を抜くように生地を平らにのばします。
チーズを中央に置き、包んでいきます。


とじ目を下にし、間隔を開けてオーブンシートの上に並べます。
左が包んだ直後の様子です。二次発酵させると、右の画像のように膨らみます。
今回はオーブンの発酵機能を使い、40分ほどかかりました。
切れ込みを入れ、200度に予熱したオーブンで15~20分ほど焼いたら完成です。
チーズが溶け出てない!嬉しい!!
食べきれない分は、(一つずつ)袋に入れて空気を抜き、さらにジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存できます。トースターで温めなおせば、一か月くらいは美味しく食べられます。
残ったチーズの保存方法
350gのチーズを一度に使うのは、なかなか難しいです。
そこで、チーズの保存方法について少し触れたいと思います。
使いかけの残ったチーズを、適当に冷蔵庫に入れておいたらカビが生えていた、なんていう事態は避けたいですよね。
切り口をしっかりラップで覆い、2~3日は冷蔵保存でも大丈夫ですが、それ以上はどうかな!?という気がしています。
そこで、残ってしまった食べかけのチーズは冷凍保存が便利です。
ただ、冷凍すると食感が変わってしまうため、おつまみ等の生食には向きません。
加熱して食べるようにして下さい。
使いやすい大きさにカットし、1つずつラップで包み、ジッパー付きの冷凍保存袋に入れます。
保存できる期間は一か月ほどですが、早めに食べきるようにしています。
まとめ
プロセスチーズは加熱しても溶けにくく、パンの切れ込みから出ることもありませんでした。
おかげで、焼成に使用しているベーキングシートの後処理も簡単で助かりました。
それに、なんといってもプロセスチーズの価格は良心的!
今回使用したブロックタイプのものは、あらかじめスライスされているものよりも、かなりお安く販売されています。
賞味期限も長め(購入した時点から半年以上先)に設定されているので、買い置きしておける点も便利だなと思いました。
ブロックチーズを切るのが面倒なときは、サイコロ状のチーズが便利です◎