ヨーグルトとライ麦のクッペ
ヨーグルトとライ麦粉を消費すべく、クッペという名のパンを焼きました。
クッペとはフランス語で「切られた」という意味なのだそう。
過去記事を見返していたら同じようなパンを焼いていて、その時はバターを加えていました。
しかし、できるだけシンプルな配合で手作りしてみよう!ということでバターなしのレシピで。
材料は粉、ヨーグルト+水、塩、酵母。砂糖もなしです。
白神こだま酵母を使用しましたが、他の酵母でも同じように作ることができます。
この日は気温が30度近くまで上がる予報だったため、実験的に酵母の量を減らして作ってみました。
膨らまなくて失敗という事態は避けたい→あまり減らしすぎるのも気が引けます。
とりあえず、粉に対して0.5%のこだま酵母を使用しました。
企業様のホームページによりますと、通常、こだま酵母は粉に対して2%の割合で加えるようなのですが、1%でも十分に発酵することを確認済みです(←多少、時間がかかります)。
念のため予備発酵を行いましたが、振り返ってみて思うのは「行わなくても良かった」ということ。
※予備発酵を行うと、より発酵がスムーズに進みます。
次回は、直接粉に加えてみようと思います。
ライ麦クッペの作り方◎こだま酵母使用
パン(クッペ)7個分の材料です。
容量30Lのオーブンの天板ぎりぎりの分量ですので、必要に応じて半分の量で作るなどして下さい。
材料
強力粉 250g
ライ麦 150g
プレーンヨーグルト 160g
水(35度くらい) 100g
塩 4g
白神こだま酵母 2g
予備発酵を行います。
材料の水から15g取り出し、白神こだま酵母を加えます。
そのまま5分置いてスプーンでよく混ぜれば、予備発酵の完了です。
プレーンヨーグルトと水を混ぜ、35度程度にあたためておきます。
作り方
強力粉、ライ麦粉、塩をボウルに入れて混ぜます。
ヨーグルト+水、酵母+水を加えて、全体に水分をいきわたらせた後、10分ほど捏ねます。
生地のとじ目を下にしてボウルに戻し、ラップをして一次発酵させます。
ライ麦を多めに配合しているため、膨らみにくく切り上げるタイミングが難しいのですが、約2倍ほどになっていればOKです。
4時間ほどで切り上げました。
この日は予報通りぐんぐん気温が上がり、順調に発酵が進みました。
とじ目が上にくるように置き、手のひらで軽くガス抜きをして7分割します。
10~15分のベンチタイムです。
クッペ型の形成です。
とじ目を上にして手のひらでギュッと押し、上下からぱたんぱたんと折り畳み、さらに半分に折ってしっかりと閉じます。
とじ目をなじませるようにコロコロと転がして形を整えます。
40~50分、二次発酵させます。
オーブンの発酵機能を使いました。
左が形成直後で、右がホイロ後の様子です。
ひとまわり大きくなっています。
真ん中にクープ(切れ込み)を入れます。
220度に予熱したオーブンで15分焼成し、完成です。(オーブンによって調整してください。)
おすすめサンドイッチ
私が甘くないパンばかりを焼く理由のひとつが、サンドイッチが作れるから、というもの。もちろん他にも理由はあるのですが。
今日は、この時期におすすめしたい「きゅうりのサンドイッチ」の話です。
うちの家族が「サンドイッチにきゅうりは入れてくれるな」という驚きの発言をしたときは、信じられない思いでした。
レーズンパンも食べられない人ですし、好みが全く違う人なんだと思うことにしています。その方が平和・笑。
さて、きゅうりをサンドイッチに使用する場合、具材と共に挟むときは切ってそのまま、ということになりますが、私はバターときゅうりだけのシンプルなサンドイッチにすることが多いです。
塩もみして、水気をぎゅーっと絞ったきゅうりを、パンの内側両面にバターを塗ったものにサンドします。
冬はきゅうりが1本100円くらいしたりもしますが、今はその半値くらいで買うことが出来て嬉しい!
同じものを食べ続けると飽きるので、週2回くらいにしています。
まとめ
材料に余計なものは加えず、酵母の量も抑えめに、という試みは今後も続けていきたいと思います。
私の場合、あれやこれやと材料を加えていくよりも、シンプルな素材で焼き上げる方が性に合っているような気がします。
バターを加えずとも、美味しいライ麦パンが焼けました。
真っ白なパンよりも香ばしい味わいのライ麦パン。
生ハム&バターやスモークサーモン&クリームチーズのサンドイッチにすると美味しいです。
ライ麦粉は、有機栽培された全粒粉細挽きタイプをリピート中。