昔は食べられなかった小豆。
いつしか、好物になりました。
苦手だったものが食べられるようになったり、その逆もまたありますよね。
今日はそんな小豆のお話です。
小豆の煮方、栄養・効能、活用方法と、砂糖を使わないデーツあんこもご参考までに。
小豆の煮方
小豆は、思い立ったらすぐ煮られるところがいいですよね。
(黒豆や大豆を煮るときは、前日から浸水させてふっくらさせる必要があります。)
小豆を洗ったら、かぶるくらいの水を入れて火にかけます。
直径20cmの厚手のホーロー鍋に、300gの小豆を入れて煮ています。
煮方のコツになるのですが、欲張ってたくさんの小豆を入れてしまうと、うまく煮られません。
小豆が躍るくらいの鍋がちょうどいいです。
大量の小豆を調理したい場合は、大きな鍋で煮るようにしましょう。
一度沸騰したらざるにあげてお湯を捨て(渋きり)、新しい水を入れて再び火にかけ煮ていきます。
煮立ってくるとアクが出てくるので、マメに取りのぞきます。
さし水をしながら、小豆が柔らかくなるまで一時間ほど煮ていきましょう。
うちの家族は柔らかすぎる小豆が苦手なのですが、ゆで加減は好みによって加減してください。
これで「ゆで小豆」の完成!
わがやは、このまま煮汁とともに保存しています。
「あんこ」にする場合は、小豆が柔らかくなってから2~3回に分けて砂糖を加えます。
小豆がかたいうちに砂糖を加えると、それ以上柔らかくならないので気を付けてください。
甘さを引き立てるために、仕上げに塩を加えてなじませます。
(小豆の1%ほどでいいと思います。)
冷蔵保存ですと2~3日しか日持ちしませんので、食べきれない分は小分けにして冷凍しておくと便利です。
小豆の栄養・効能のまとめ
小豆は美味しいだけじゃなく、栄養もあるんです。
小豆の約20%はタンパク質で、ポリフェノール、サポニンが含まれています。
また、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。
これらの栄養価から期待される小豆の効能をまとめてみます。
- 抗酸化作用によるアンチエイジング対策。
- 免疫力向上。
- 蓄積される前にエネルギーとして消費されるようになる。(ビタミンB1が糖質の代謝を助けてくれるため)
- 疲労回復や二日酔い予防。
- 太りにくい体へと導いてくれる。(ビタミンB2が脂質の代謝を助けてくれるため)
- むくみの対策に有効。(利尿作用と解毒作用により、余分な水分を輩出してくれるため)
- 小豆に含まれる食物繊維の摂取により、便秘の解消や大腸がんの予防など腸内環境の改善が期待できる。
小豆の栄養・効能をまとめてみると、色々あって驚いてしまいますよね!
小豆の活用方法
小豆は、甘くても甘くなくても美味しく食べられる食材だと思います。
普段食べているもの、これから食べてみたいものなどの小豆の活用方法をご紹介。
私がよく食べているのは、茹でただけの「ゆで小豆」です。
甘いものがあまり得意ではないので、あんこにせずに消費してしまいます。
大豆のような感覚でサラダにトッピングしたり、おかゆに加えて小豆粥にしたり。
ヨーグルトと一緒に食べても違和感がないです。
甘酒にゆで小豆を加えると、とっても美味しいです!
甘酒がかなり甘いので、小豆のゆで汁で薄めて飲むとちょうどいい感じになるのです。
あんこは、お餅との相性がいいですね。
大好きな草餅、こちらは自家製です。
と言っても、杵と臼でついたわけではなく、餅つき機にもち米とよもぎを入れてこねてもらったのですが。
そして、小豆が食べられるようになって、食べてみたかった(作ってみたかった!)ものがこれ。
おはぎです。(ぼたもち、ともいいますね)
もち米をふかして軽くつぶし、甘さ控えめのあんこで包みました。
どうしても山ほどできてしまうのがちょっと困りものですね~。
デーツあんこについて
砂糖を控えている方におすすめなのが、デーツあんこ。
あんこには、大量の砂糖が使われています。
100gの小豆に対して100gの砂糖(!)を加えるのが一般的なレシピ。
甘いあんこが食べたいけど、砂糖の量が気になる!
という方もいらっしゃると思います。
砂糖の代わりにドライフルーツの甘みを利用してあんこを作る方法があるのをご存知でしょうか。
レーズンあんこ、干し柿あんこ、デーツあんこを試してみました。
レーズンあんこは酸味がどうにも気になりまして、
干し柿は種をとるのが面倒、、、
デーツあんこだけが、とても美味しく出来ました。
(↑個人の感想です)
デーツはそのまま食べると黒糖のような甘味があるために、小豆との相性もいいのかなと感じました。
乾燥した小豆100gに対して70gほどの種無しデーツを加えて作ることが多いのですが、このあたりはお好みで加減していただければと思います。
小豆はダイエットをサポートしてくれる嬉しい食材なので、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。