フライパンで簡単&手軽にナンを手作りする
本場のナンは、タンドールという専用の窯で焼くのだとか。
さすがにそこまではこだわれないな~と思っていたら、窯を自作してしまうという凝り性な方もいらっしゃるそうです。
インド人もびっくり!?
器用な人がいるものだな、と驚きです。
ナンはタンドールがなくても、自宅のキッチンにあるフライパンを使用すれば簡単に手作りすることができるんです。
フライパンで作れる、となると手軽に感じませんか?
パンを焼くときの要領で「こね」から「一時発酵」までを行います。
ナンは失敗が少なく二次発酵の必要がないため、初心者の方にこそトライして欲しいと思います。
タンドリーチキンとの相性もいいので、ナンの作り方と共にそちらの作り方も紹介します。興味を持たれた方は作ってみて下さいね。
ナンの材料(小さめのナン5~6枚分)
ナンの材料は以下の通りです。
- 強力粉 200g
- プレーンヨーグルト 80g
- 水 50g~
- はちみつ 5g
- ドライイースト 2g
- 塩 2g
強力粉の10~20%ほどを全粒粉に置き換えて焼いても美味しいです。
水分は、小麦粉の種類・室内の湿度によって変わってきますので調節してください。
この分量で小さめのナンが5~6枚できますが、大きめのナンを食べたい方は4分割するなど、お好みで調節してみてください。
ナンの作り方
下準備としてヨーグルトは常温に戻しておき、水は人肌程度に温めておきます。
ではナンの作り方です。
大きめのボウルに材料をすべて入れ、10分くらい台の上でこねます。水分が足りないようなら少しずつ加え、調節してください。
ひとかたまりにしてボウルに戻し、生地が乾燥しないようにラップなどをかぶせて一次発酵させます。季節や室温にもよりますが、1時間前後でしょうか。
生地の大きさが2倍くらいになるまで発酵させてください。
ホームベーカリーをお持ちの方は、ここまでの作業をホームベーカリーに任せても◎
生地を5分割(または6分割)にし、10分ほどベンチタイムをとります。
生地が乾燥しないように固くしぼったふきんなどをかぶせておきましょう。
手でナンの形にのばしていきます。
麺棒を使ってのばしてもいいのですが、手で伸ばした方が美味しく焼けるような気がします。
手で伸ばすと生地の厚さが均一ではなくなるため、食感に変化が出るからかな?と勝手に解釈しております。
二次発酵は行わず、フライパンで焼いていきます。
フライパンの大きさにもよりますが、小さめのナンですので1度に2枚焼けます。
弱めの中火で、片面3分くらいを目安に焼いてください。
生地をひっくり返すときは菜箸を使うと便利です。
フライパンが熱くなるので火傷に注意してください!
こんな風にふっくらしてきて、美味しそうな焼き目がついたら焼き上がりです!
全粒粉を配合して焼いたので、シンプルな味わいながらも小麦の味がぎゅっとつまった美味しいナンの完成です。
市販のプレーンヨーグルトを使用したりもしますが、今回は冷蔵庫に自家製ヨーグルトがあったため、そちらを使用しました。
こちらはヨーグルトメーカーでヨーグルトを手作りする方法を書いた記事になります。
ナンにあう料理・タンドリーチキンの作り方
ナンがカレーとあうのは言うまでもないのですが、他にどんな料理があうのかしらと考えたときにふと思いついたのが「タンドリーチキン」でした。
それもそのはず!カレー粉を使用した料理ですものね。
作り方はとっても簡単です。
材料は以下の通りです。
- 鶏もも肉 2枚
- プレーンヨーグルト 大4
- すりおろしにんにく&生姜 各1片
- カレー粉 大2/3
- 塩 小1
- 黒こしょう 少々
パプリカパウダーがあると、より本格的なタンドリーチキンに仕上がるのですが、ないので省略・笑。お持ちの方は小1ほどを加えてみて下さい。
鮮やかな赤が食欲をそそり、風味が増します。
作り方は、大きめのポリ袋に上記の材料をすべて入れて半日ほど漬け込み、フライパンで両面を焼くだけです。
皮目から焼き、焦げ目をつけたら裏返し、フライパンに蓋をしてしっかり中まで火を通したら完成です。
タンドリーチキンは、ナンだけではくご飯にだってあいます。
タンドリーチキンは、つけダレに揉みこんだまま冷凍しておくこともできます。
特売などでモモ肉をたくさん買ったときには、タンドリーチキンの下ごしらえをして冷凍庫に保存しておくと便利です。
最後に
ナンは、二次発酵せずに焼くことができるので手軽です。
オーブンを使わず、フライパンでささっと焼ける点もいいなと思います。
あまり神経質にならずとも、それなりにちゃんとした「ナン」になってくれるので気が楽なんです。
生地にヨーグルトを加えることで、もっちり&もちもちに焼きあがるのですが、なければ水や牛乳で置き換えてもできますよ。
多めに作っておき、冷凍保存もできます。
ナンはカレーやタンドリーチキンと一緒に食べるだけでなく、チーズを包んで(のせて)焼いて「チーズナン」として食べても美味しいです。
手作りのナンは市販のナン(チルドの棚に売ってるやつ)とは違った味わいで、焼き立ては格別ですので気が向いたらぜひ作ってみて下さい。