- ヨーグルトを手作りする利点とは?
- ヨーグルトの栄養価
- ヨーグルト作りを失敗しないために気を付けること
- ヨーグルトを簡単に作るための道具・材料・作り方
- 自家製ヨーグルトの賞味期限は?
- 手作りしたヨーグルトの活用法
- 最後に
ヨーグルトを手作りする利点とは?
美容・健康のために毎日ヨーグルトを食べている、という方も多いと思います。
わがやは、たまーに気が向いたときに買ってくる程度でした。
しかしヨーグルトメーカーを購入したのを機に、手作りヨーグルトにチャレンジしたところ、あまりに簡単に、かつ美味しくできることに驚きました。
市販のヨーグルトを買う手間も省けるし、経済的なのでは?
と思い自家製ヨーグルトを作るようになりました。
おまけにたくさんできるため、料理に活用することも増えました。
そのうち牛乳だけでは飽き足らず、豆乳で作ってみたり、生クリームで作ってみたりするようになりました。
材料を変えて作ってみると、味のバラエティが広がる!という発見があり、楽しみが増えました。
気になる電気代は、毎日8時間ほど使用しても一か月約80円だそう。
実際に毎日使用することはないと思うので、80円はかからないと思います。
そんなコスパの良い「自家製ヨーグルト生活」ですが、自宅で作るとなると気になるのが衛生面ですよね。
私なりに調べて、実際に作り、食べ、思ったことや作り方の注意点などをまとめてみました。
ヨーグルトの栄養価
ヨーグルトって普段何気なく口にしていますが、栄養価はどうなっているんだろう?と気になって調べてみました。
ヨーグルトは牛乳の栄養に加え、乳酸菌による栄養効果も期待できるそうです。
乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、お腹を健康に保ってくれる働きがあります。
ヨーグルトにはタンパク質、カルシウム、ビタミンなどが含まれていて栄養価が高く「完全栄養食品」と言われています。
腸内の健康維持のためにも、ヨーグルトを毎日食べると良いのかなと思います。
量としては、1日に100~200gのヨーグルトを食べるのが効果的と言われています。
腸内環境は人それぞれですよね。
その方の腸とヨーグルトとの相性もあるため、4週間程食べ続けて効果が出なければ違うヨーグルトを試してみるのもひとつの方法です。
ヨーグルト作りを失敗しないために気を付けること
ヨーグルトを作るためには、一定の温度で数時間発酵させる必要があります。
そのため、それらの管理を機械に任せると失敗が少ないです。
その機械がヨーグルトメーカーです。
材料に関しては後述しますが、牛乳を使用します。
牛乳と言っても、様々な種類のものがありますよね。
(成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、低温殺菌牛乳など。)
種類別が「牛乳」と表記されているものを使用すると「ヨーグルトが固まらない、ゆるい、分離する」という事態を防げると思います。
また、牛乳は開封したての新しいものを使用することで衛生的に作れるうえ、失敗を防ぐことにもつながります。
雑菌が入りにくい環境づくりも大切です。
家庭の台所は、工場のように厳密に衛生管理がなされているわけではありませんので、そのあたりの意識をしっかり持っておくことも必要だと思います。
ヨーグルトメーカーの内容器と蓋、撹拌するさいに使う道具も熱湯消毒しておきましょう。
電子レンジでも消毒できます。
(容器内に少量の水を入れ、ヨーグルトスプーンを立てて蓋をかぶせます。600wで1分半!蒸気で蓋も消毒できます。)
ヨーグルトを簡単に作るための道具・材料・作り方
ヨーグルト作りの道具・材料
室温でヨーグルトを作ることも可能らしいのですが、確実に温度と時間を管理してくれる道具、「ヨーグルトメーカー(ヨーグルティア)」を使用します。
この機械があると簡単に自家製のヨーグルトが楽しめます。
ヨーグルト作りの材料は、牛乳と種菌だけです。
実は種菌は色々あるのですが、今回は入手しやすい市販のプレーンヨーグルトを使用します。
(手作りしてヨーグルトを取り分けておいて、次回の種菌に使うこともできます。)
牛乳1リットルに対し、種菌のヨーグルト100gが必要です。
牛乳については先述しましたが、種類が「牛乳」となっているものを使用すると失敗が少ないと思います。
成分調整牛乳や低脂肪牛乳、低温殺菌牛乳などを使用するとヨーグルトが固まらない、ゆるい、という事態になることもあります。
牛乳は開封したてのものを使用してください。
手作りヨーグルトの作り方
手作りヨーグルトの作り方ですが、プレーンヨーグルト100gを種菌として使用します。
牛乳とスムーズに混ぜるため、ヨーグルトだけの状態で軽く混ぜてなめらかにしておきます。
牛乳を100~150gほど加え、混ぜます。
混ざったのを確認し、残りの牛乳を加えて均一になるように撹拌します。
最初に少量の牛乳を加えることで、だまなく混ぜることができます。
内蓋、取っ手のふたを閉めたら本体にセットし、温度は40℃、時間は7時間でスタートさせます。
しっかり固まったら、手作りヨーグルトの完成です!
「なんだかゆるいな~」と感じたら、1~2時間追加で発酵させるとしっかり固まる場合があります。
完成したヨーグルトは、冷蔵庫で保存してください。
次回のヨーグルト作りの種菌として使用する場合は、できたてのヨーグルトを清潔な容器に100gほど取り分けておいて冷蔵保管してください。
豆乳でも簡単に作れます!
豆乳でも同じように手作りヨーグルトを作ることができます。
「豆乳ヨーグルト」ですね。
豆乳は常温で日持ちするので、ストックしておくのに便利ですよね。
種類にもよりますが、豆乳でヨーグルトを作ると表面がピンク色になる場合があります。
これには私もギョッとしました。
タニカさんのホームページによりますと、「豆乳に含まれているアントシアニンが溶出したものではないか」とのことです。
へんなにおいがなければ、問題なく食べられるようです。
自家製ヨーグルトの賞味期限は?
市販されているヨーグルトと違って、明確な賞味期限がないために「いつまでに食べきればいいのだろう」と賞味期限が気になる方も多いと思います。
1リットルの牛乳で作った場合、1.1リットルのヨーグルトが出来るわけですから、大家族でもない限りはなかなか減りませんよね。
タニカさんのホームページでは、ヨーグルトの内容器を開けてからは、なるべく早く食べるように推奨されています。
私は3日を目安にして、どんなに遅くても1週間以内には食べきるようにしています。
作りたてのヨーグルトを楽しむため、半量で作るという手もあります。
500mlの牛乳に、50gのヨーグルトで作るという方法です。
これなら、賞味期限を気にすることなく3~4日で食べきれるというご家庭も多いのではないかと思いますのでご参考までに。
へんなにおい、味を感知したら廃棄しましょう!!
手作りしたヨーグルトの活用法
手作りヨーグルトはたくさんできるのが利点ですが、早めに消費したい気持ちも。
なにか活用法はないかな?と思うようになりました。
ヨーグルトに加える食材で、オリジナルの味を楽しむ事が出来ます。
フルーツやジャムとあわせたり、きな粉やココア、ナッツをトッピングしたり、お好みの甘味料で甘みをつけることが可能です。
手作り甘酒とあわせて食べても美味しかったので、甘酒のリンクをのせておきます。
自家製ヨーグルトを水切りして、ギリシャヨーグルトのようにすることも出来ます。
牛乳を加えて飲むヨーグルトにしたり、凍らせてシャーベットのようにも。
よく作るのは、ナンとタンドリーチキンです。
タンドリーチキンのレシピは、自家製ヨーグルトにすりおろした生姜&にんにく、塩、カレー粉を混ぜて鶏もも肉を漬け込み、数時間冷蔵庫で寝かせます。
両面をフライパンで焼けば、ジューシーなタンドリーチキンの出来上がりです!
詳しくは以下の記事を参考にしてもらえればと思います。
ナンの作り方も書きましたので、お時間がありましたらのぞいてみて下さい。
最後に
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
甘酒を作る目的で購入したヨーグルトメーカーではありましたが、実際にヨーグルトを作ってみるとなんと楽しいことか、と発見の日々です。
豆乳でヨーグルトを作ったあたりから徐々に材料をアレンジするようになり、生クリームでヨーグルトを作ってみたり、牛乳の銘柄によっての味の違いに興味を持つまでになりました。
また、粉末タイプの種菌も色々と発売されていますので試してみる価値はあると思います。
(菌によって味が随分と違います。)
バリエーションを広げて自分好みの味をさがしてみてください。
くどいようですが、衛生管理はしっかりと行ってくださいね。