雑穀米と発芽玄米麹の甘酒を作ろうと思ったわけは?
ヨーグルティア(ヨーグルトメーカー)を使い、簡単に甘酒(雑穀米・発芽玄米麹の甘酒)を作る方法をご紹介します。
ヨーグルトメーカーを買ったばかりのころは、うるち米と米麹でプレーンな甘酒を作っていました。
幼いころによく飲んでいた、懐かしの味です。
しばらくしてどこかから「もち米と麹で作る甘酒は、甘みが増して美味しいらしい!」という情報を入手したのです。
もち米ならある!と作ってみたところ、確かにうるち米で作るよりもさらに甘い甘酒が完成しました。
これは、甘酒の材料をアレンジするともっと違った甘酒が楽しめるのではないか、と思い、試行錯誤の日々が始まりました。
うるち米やもち米で甘酒が出来るのならば、普段食べている雑穀米でも出来るはず!と思い作ってみたら、紫?ピンク?の可愛らしい色の甘酒が完成しました。
(雑穀米に含まれる黒米の色でしょうね。)
忘れかけていた乙女心が刺激され(?)、ほんのりピンク色の甘酒を飲むべく雑穀米で作ることが多くなりました。
麹についても調べてみると、玄米麹や発芽玄米麹が売っていることがわかりました。
そのときの気分で使い分けていますが、今回は買ったばかりの発芽玄米麹がありまして…珍しいかな~?と思い、甘酒作りを紹介させてもらうことにしました。
甘酒作りの材料
まずは甘酒作りで重要な材料になりますが、下記の通りです。
- 雑穀米
- もち米
- 発芽玄米麹
こちらの写真の雑穀米20g、もち米130gで甘酒を作っていきます。
(あわせて1合の米を用意してください。)
もちろん「もち米だけ」、「うるち米だけ」でも出来ます。
今回使用したのは、国産の「24雑穀米」という商品で、普段の食事に取り入れている雑穀米になります。
発芽玄米麹は1袋250gの物を使用しています。
こちらの材料を使って甘酒作りをスタートさせます。
甘酒作りに必要な道具
手作り甘酒を失敗せずに作るための必要な道具は下記の通りです。
- 温度計
- ヨーグルトメーカー
- 鍋
失敗せずに作る大事なポイントは「温度管理」ですので、温度計とヨーグルトメーカーが必要になってきます。
また、雑穀米ともち米でおかゆを作りますので、鍋が必要です。
(炊飯器のおかゆモードで作っていただいてもOKです。)
温度計は、おかゆと麹を混ぜるときにおかゆが60℃以下まで冷めたかどうか、確認するときに使用します。
熱いまま麹と混ぜるとうまくいきません。
温度をきちんと確認することで失敗が防げます。
甘酒作りは一定の温度で保温調理する必要がありますが、ヨーグルトメーカーを使用することで簡単にできます。
雑穀米・発芽玄米麹を使った甘酒の作り方
甘酒の作り方は、まず最初にもち米と雑穀米を洗い、ざるにあけて水をきります。
そして、洗ったもち米(お米)と雑穀米でおかゆを作ります。
500ccの水に洗った米(雑穀米・もち米)を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして15分ほど煮ていきます。
こちらが、甘酒作りの途中の雑穀米・もち米の状態になります。
焦げ付かないように、ときどき木べらで混ぜます。
15分経過したら蓋をして10分蒸らして下さい。
お米の芯が残っていないか確認し、冷まします。
雑穀米・もち米のおかゆを60℃まで冷ましてください。
70℃以上のおかゆに麹を加えても、甘酒になりません。
上手くいかない原因は、酵素が壊れてしまうためです。
あまり冷ましすぎても雑菌が繁殖したり、発酵しにくくなります。
60℃まで冷ましたら、発芽玄米麹を加えてよく混ぜてください。
まんべんなく発芽玄米麹を混ぜることも、失敗せずに作るポイントです。
発芽玄米麹を加えたおかゆをヨーグルティア(ヨーグルトメーカー)の容器に移し、
発酵させていきます。
おかゆと発芽玄米麹は、ヨーグルティア(ヨーグルトメーカー)の容器内で混ぜてもいいのですが、鍋で混ぜた方が作業がしやすくて効率的です。
ヨーグルティア(ヨーグルトメーカー)の温度を60℃に設定し、タイマーを8時間にセットして甘酒の完成を待ちましょう。
甘みが感じられれば、手作り雑穀甘酒の完成です!
完成後、発芽玄米麹がかたまりになっている部分があるので、ほぐすように軽く混ぜましょう。
このまま飲むには、ちょっと濃いかなと感じる甘酒の濃度です。
2倍のお湯で割るとちょうどいいと思いますが、お好みでどうぞ。
甘酒を失敗せずに作るポイント
失敗することが多い、などと言われる手作り甘酒ですが、上手に作るポイントは雑菌が繁殖しないように容器を熱湯消毒し、その他の道具も清潔な状態にしておくことが重要です。
それから、温度管理も大切です。
おかゆは温度計を使用して60℃まで冷ましてから麹と混ぜましょう。
よく混ざっていない状態で発酵させると芯が残ったような甘酒が出来てしまいます。
心配な方は、ちょっとひと手間!
発酵させている途中(3~4時間経過したとき)に、雑穀米と発芽玄米麹をかき混ぜる作業を行うと、発酵がスムーズに進みます。
発酵後に食べてみて甘さが足りない、と感じた場合は、2時間ほど追加で保温してみてください。
甘酒や納豆を作るのに便利なヨーグルトメーカーの購入を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
おすすめのヨーグルトメーカーになりますので、参考になれば嬉しいです。
自家製甘酒の賞味期間と保存方法
自家製のものは市販のものと違い、加熱・殺菌せずに飲む甘酒ですから、保存方法と賞味期間について触れたいと思います。
甘酒は必ず冷蔵保存してください。
冷蔵保存なら一週間くらいはもちますが、飲みきれない場合は冷凍しておきましょう。
このように、1回分を小分けにして甘酒を冷凍しておくと便利です。
甘酒を冷凍すれば、おおよそ1ヶ月くらいは美味しく飲む事ができますので、賞味期間の目安にしてください。
少しでも甘酒に変な臭いを感じたら飲まないようにして下さい。
十分気をつけて甘酒を保管してくださいね。
まとめ
麹から作る甘酒は、酒粕の甘酒と違ってアルコール分ゼロの飲み物です。
砂糖をつかっていないのに甘くなるのが不思議です。
甘酒はそのまま飲んでもいいですし、砂糖やみりん代わりに料理に使っても。
玄米麹の甘酒は、白米麹の甘酒よりもツブツブ感がしっかり残る印象で、甘味も穏やかです。
甘酒は、疲労回復の効果があると言われていますので、うまく取り入れて元気に過ごしたいものです。
後日、残った黒豆ごはんで「食べる甘酒」を作りました。