カカオマスとイラン産ドライイチジクのカンパーニュ
カカオマス(100%のもの)とイラン産のドライイチジク、それにアーモンドを加えたカンパーニュを焼きました。生地にはココアパウダー(無糖)を配合。
ふだん甘いチョコレートは控えているけれど、それっぽいものが食べたいときにかじっているのが、カカオマス。
レーズンやドライイチジクなど、糖分が高いドライフルーツと一緒に口に含めば、ちょっとしたおやつにも。アーモンドを足せば、アーモンドチョコレートもどきに(なるような気がする)。
ピッチを上げて消費しているため、だいぶ残りが少なくなってきたココアパウダー。
前回同様、全体の粉の量に対して7%程度入れています。
右の画像はカカオマスのパッケージなのですが、原材料はカカオ豆だけといういさぎよさ。
砂糖もミルクも入っていないので、甘さゼロ。
初めに食べたときは「なんだこれ?」と衝撃を受けたのですが、慣れると苦みと酸味がクセになるのです。
とはいえ、カカオマスは結構カロリーがある(チョコレートよりもカロリーが高い)ので、食べすぎ注意です。
チョコレートが食べたいけれど、糖分の摂取量が気になる!というときの食材として利用しています。
イチジクはイラン産です。
メジャーなのは大粒のトルコ産ですが、イラン産のものは小粒ながらも美味しさが詰まっていて好きなんです。
しっかり乾燥させてある食材なので、加水は多め(70%)にしてあります。
製造の過程で、パン生地の水分が奪われてしまうのを防ぐためです。空気も乾いてきましたし。
ココア生地のカカオマスとイチジクのカンパーニュの作り方
材料(直径20センチのざるを使用)
強力粉 255g
ライ麦粉 50g
純ココア 25g
塩 3g
酵母 2.5g
水 245g(35度に温める)
イラン産のドライイチジク 135g
カカオマス 60g
アーモンド 60g(空焼きして冷ます)
作り方
ボウルに強力粉、ライ麦粉、ココアパウダー、塩を入れてよーく混ぜます。
酵母を加え、加水します。
ひとまとめにし、8分くらい手でこねます。
具材を加え、さらに2分くらいこねて生地となじませます。
ボウルの上部をラップで覆い、一次発酵。
20度の室温で、5時間ほどでした。
ドレッジを使ってそっと取り出し、軽くガス抜きをします。
丸めなおして、ベンチタイムを20分。
再び丸め直し、とじ目をしっかりとじます。
反対側の表面に、ライ麦粉をまぶします。
大きめの皿にライ麦粉を振り、生地の表面をギュッと押し付けると、まんべんなく付着していい感じでした◎
とじ目を上にして、ざるに入れて二次発酵を行います。
35度の発酵機能を使用し、40~50分。
オーブンシートの上に生地をひっくり返し、好みのクープを入れます。
焼成は220度に予熱したオーブンに、スチームを入れて10分。
その後、180度に下げて(スチームは切って)20分。
ココア生地の焼き上がりの心もとなさと言ったら。
焼けてる?ねえ、焼けてる?と心の中で語りかけてしまう。
焼き上がったら、網の上で粗熱を取ります。
今回のカンパーニュ、なかなか美味しく焼けました。
イラン産のイチジクが、長めの発酵時間の中で水分を取り戻し、ジューシーになっていましたし、カカオマスとの相性も◎
アーモンドの存在感が薄かったのは、何故?
焼き芋の話
直売所で、姫あやか(名前があやふや)と安納芋を買いました。
ニュースで知ったのですが、さつまいもを腐らせる、おそろしい病気があるのだとか?
そのため、さつまいもの価格も高騰しているそう。
なにかしらの解決策が見つかることを願っています。
今のところ、私の住む地域ではお安く手に入るさつまいも。
パンを焼いた後のオーブンの余熱を利用し、いつものように焼き芋を。
左の、ちっさいのが安納芋。
右の2本が姫あやか。
どちらも美味しいのだけれど、安納芋のねっとり感がアレだなあ。
あと贅沢な感想ですが、甘すぎる。
自然な甘さの姫あやかは、美味しくいただきました。