グリーンレーズンのライ麦カンパーニュ
とかち野酵母を使い、グリーンレーズン入りのライ麦カンパーニュを焼きました。
グリーンレーズンは産地が気になってなかなか手を出せずにいたのですが、よさそうなイラン産のものを見つけたので。
味は、とても甘いです。
カレンツの甘酸っぱさに慣れてしまうと、かなり甘い。
名前の通り、見た目が緑色なのでパンに練り込むと印象がかなり変わります。
(普通のレーズンだと、ダークな焼き上がりですよね。)
皿に出してみました。緑が鮮やか。
風味が爽やかなのも、特徴のひとつかなと感じました。
では、グリーンレーズン入り・ライ麦カンパーニュの作り方の紹介です。
ライ麦を、きもち多めに配合しました。
生地のなまやけ防止のため、小さめです。
グリーンレーズンのカンパーニュ(とかち野酵母使用)の作り方
材料(直径20㎝のざる1台分)
準強力粉(E65) 210g
ライ麦粉 90g
塩 3g
とかち野酵母 3g
水 210g(40度に温めておく)
グリーンレーズン 120g
グリーンレーズンは、下処理をします。
熱めの湯にさっとくぐらせてザルにあげ、よく水気を切っておきます。
レーズンがふっくらするのと、汚れを取り除く目的で行います。
作り方
とかち野酵母は、予備発酵が必要なものを使用しています。
夏はこの工程を省いても問題なく発酵するのですが、冬はなかなか難しいですね。
ボウルに準強力粉(E65)、ライ麦粉、塩を入れて混ぜます。
予備発酵を行ったとかち野酵母液、40度に温めた水を加えて混ぜます。
手で7~8分くらいこね、こねあがったタイミングでグリーンレーズンを投入して混ぜ込みます。
とじ目を下にしてボウルに入れ、ラップをかけて一次発酵を。
まだ寒いので、ヨーグルトメーカーの上にボウルを乗せて生地を発酵させています・笑。
この日は温度を32度に設定しました。5時間弱で発酵完了。
生地を取り出して、軽くガス抜きをします。
20分ベンチタイムをとり、丸めなおして表面にライ麦粉をまぶします。
粉をまぶした側を下にして、ざるに入れて二次発酵。
二次発酵は、いつものようにオーブンの中で行いました。
スチームを用いた発酵機能→40度で1時間弱。
ライ麦を多めに配合したので(30%)、あまり膨らみませんね。
オーブンシートに生地を返し、深めに十字のクープいれます。
220度に予熱したオーブンで10分、その後180度に下げてさらに20分焼成。
※スチームを入れました。
焼けました!
焼きあがったパンは、網の上で冷まします。
表面のレーズンは黒くなってしまったけれど、切ってみると中のレーズンは薄緑色です。
カンパーニュの断面と、余熱で焼いたシルクスイートの焼き芋です。
どちらも、バターとよくあうのです◎
味の感想
生地に対して40%ものグリーンレーズンを入れましたところ、予想以上に甘いパンになりました。私には甘すぎました。
そんなわけで、スライスしてちびちびと食べています。(糖分対策)
次はもっとレーズンの割合を減らすか、甘みの少ないドライフルーツをミックスするか…。
ナッツを混ぜて、香ばしさを加えてみようかな。
だいぶ、春めいてきましたね。
夜明けも早くなりました。
手のしもやけも、だいぶ良くなってきて。あともう少し。
油断せずに、ケアしたいと思います。
さて。中国産以外のグリーンレーズンは、珍しいです。
そんなに高くないし、これからも取り扱って欲しいなあ。