鍋(ル・クルーゼ)で黒豆ご飯を炊く
数年前に炊飯器を処分してからは、鍋(ル・クルーゼ)でご飯を炊くようになりました。炊飯器って、意外と場所を取りますよね。
鍋でご飯を炊くなんて、難しそうだし面倒なのでは…?と思っていたのですが、そうでもありませんでした。
普段は白米か雑穀米を炊いているのですが、ときどき登場するのが「黒豆ご飯」です。
乾燥大豆や青大豆(枝豆)を炊きこんだ豆ご飯も美味しいですよね。
鍋で炊飯するようになったわけは、ル・クルーゼを購入した際に付属されていたレシピにご飯の炊き方が掲載されていて、試しに炊いてみたら思った以上に美味しかったからです。
後ほど紹介する黒豆ご飯の作り方では、直径20cmのル・クルーゼの鍋を使用しています。
直径20cmのル・クルーゼの鍋は2合~3合のご飯が炊けますが、豆ご飯や炊き込みご飯を作る場合は、2合で作るのがベストだと思います。
多すぎても少なすぎても対流がうまくいかず、吹きこぼれ等の失敗の原因になります。
もち米を入れると冷めても美味しく食べられるため、お弁当やおにぎりにも◎
左:もち米、右:うるち米(ひとめぼれ)です。
どちらも自宅で精米したもので、この日は7分づきにしてみました。
おこわ風◎もち米入り黒豆ご飯の作り方
おこわ風黒豆ご飯の材料は、うるち米1.5合、もち米0.5合、乾燥黒豆80gです。
もち米を少し加えると、もちもち感が出て「おこわ風」になります。
もち米がなければ白米2合で炊いても◎
※その場合、おこわ風ではない「黒豆ご飯」です。
こちらが今回使用した北海道産の極小粒黒大豆で、納豆を作っても美味しい品種なので定期的に購入しています。
では作り方です。
黒豆をさっと水洗いし、たっぷりの水につけておきます。
目安として8時間ほどです。
お弁当に黒豆ご飯を入れたいので、朝にご飯を炊くわが家では前日の夜から豆を浸水させておきます。
ここで注意したいのが、夏場の浸水です。
冬は室温が低いので朝まで放置でいいのですが、夏の暑い時期に朝まで置いておくのは腐敗が心配…。
腐敗の防止に、この写真のように蓋のできるホーロー容器の登場です。
洗った黒大豆と浄水を容器に入れて室温で3~4時間浸水させた後、朝まで冷蔵庫に入れておきます。
室温が30度くらいになる場合、3~4時間も浸水させておけばある程度は豆がふっくらとしてきますので、残りの吸水を冷蔵庫の中で、という方法をとっています。
冷蔵庫にスペースがない場合は、途中で何度か水を交換するというやり方もあります。
いずれにしても、ここでつまづかないようにきちんと管理しておきましょう。
こちらが翌朝の状態です。吸水し、ふっくらと戻った黒大豆です。
ここからの作業は、翌朝に行う工程です。
うるち米1.5合ともち米0.5合を洗ってザルにあげたら、ル・クルーゼの鍋に入れます。
ここで豆の戻し汁を使います。
黒大豆を戻した水で炊飯します。
先ほどのホーロー容器から、戻した水を400mlほど計量して取り分け、20分浸水させます。
黒大豆の色素・アントシアニンの色味が出ている紫色の戻し汁なので、このような感じになります。
その上に水気を切った黒豆をのせ、平らにならします。
鍋でご飯を炊いている方は、同じ方法でOKです。
蓋をして、火にかけます。
火加減は強めの中火です。
左の写真のように沸騰したのを確認できたら、弱火で13分→火を止めて15分蒸らしたら炊きあがりです。
しゃもじで、底から全体を混ぜあわせます。
お好みでゴマ塩をかけていただきます。
食べきれない場合は、一食分ずつ冷凍しておくと便利です。
冷凍した黒豆ご飯で甘酒を作ると、変わり種?とでも言いましょうか、一味違った甘酒が楽しめます。
次回はそんな甘酒の記事を書きたいと思います。
※追記します。こちらの記事です。
最後に
今日は、大好きな豆ご飯のレシピを紹介しました。前日に豆を戻す作業さえ忘れなければ、簡単に作ることができます。
大豆や青大豆、黒大豆など様々な品種で納豆を手作りしているため、買い置きの豆類がたくさんあります。
でも、夏場はキッチンが暑すぎるために納豆づくりはお休み…。
納豆づくりについてはこちらの記事にまとめてあるのですが、いまだに圧力鍋がこわくて使えないため、鍋で豆を数時間茹でる必要があるのです。
そんなわけでして、夏は色々な種類の豆ご飯を炊いては豆類の摂取に励んでおります。
そそっかしい私でも、今までなんとか失敗なくご飯が炊けているので、ル・クルーゼなど厚手のホーロー鍋をお持ちの方はぜひ豆ご飯を炊いてみて下さい。