代用は可能?準強力粉の食パン
ただ今、小麦粉の在庫が準強力粉(ハードブレッド専用粉・フランスパン専用粉)しかない状況です。
でも食パンが食べたい。
サンドイッチが食べたい。
そこで、「ハードブレッド・フランスパン専用粉」とも呼ばれる準強力粉で、強力粉の代用が可能かどうか、試しにミニ食パンを焼いてみることにしました。
準強力粉といえば、ハード系のパンを焼くときに使用する小麦粉ですよね。
パンの表面部分がしっかりとしていて、中はもちっとした食感に焼き上がるのが特徴。
強力粉はふんわりとしたパンに焼き上がるため、食パンにはこちらの小麦粉を使用する場合が多いと思います。
今回は準強力粉・E65にマッシュしたかぼちゃを練り込みました。
ミニ食パンなので、型はパウンド型を使用。
どんな焼き上がりになるのかと不安でしたが、まずまずの出来でしたのでレシピを紹介したいと思います。
かぼちゃのミニ食パンのレシピ◎パウンド型使用
原材料
- 準強力粉 200g
- マッシュかぼちゃ 60g
- はちみつ 8g
- 塩 2g
- 酵母 1.2g
- 水 90g~
※かぼちゃは、蒸して熱いうちに丁寧に潰し、冷ましておきます。
かぼちゃの水分によって水の量を調節して下さい。
ご覧の通り、かぼちゃは皮ごと使用しています。
気になる方は取り除いても◎
蜂蜜と水をあわせ、よく溶いておきます。
室温が低い時期はこれを温めておくと発酵がスムーズです。
作り方
大きめのボウルに準強力粉と塩を入れ、手で軽く混ぜます。
その上にドライイースト等の酵母を入れ、蜂蜜と水をあわせたものを加えて軽く混ぜます。
さらにマッシュしたかぼちゃを加え、カード(ドレッジ)などを使いながら生地をまとめていきます。
普段は台に移してパン生地をこねていますが、右の画像のように、ボウルの中で生地をこねることもできます。
こね台を出すスペースがない場合や、生地の量が少ない場合は、このこね方が便利です。
初めはべたついていた生地も、段々まとまってきます。
ボウルの内側や手についた生地もドレッジで取り、混ぜ込みます。
10~15分くらい、表面がつるんとしてくるまでしっかりと捏ねます。
左が、こねあがりです。
乾燥しないようにラップ等で覆い、右の画像のように一次発酵させていきます。
この日は特に気温が高く、オーバーナイトで発酵させようという思惑でしたが、3時間ほどで生地の発酵が終わってしまったのでそのまま焼くことにしました。
生地の大きさが2.5倍ほどになったら発酵を切り上げ、4分割して軽く丸めて生地を休ませます。(ベンチタイムです)
ベンチタイムは生地の乾燥に気を付けながら15分。
再び丸め直し、パウンド型に詰めます。
あたたかいところで30~40分ほど、右の写真のように型から少しはみでるくらいまで二次発酵させたら、200度に予熱したオーブンで20~25分焼成します。
焼きあがったらすぐに型から外します。
粗熱をとり、サンドイッチ用にスライスしました。
スライスして冷凍保存しておくと、食べたいときにすぐに食べられて便利です。
パウンド型を使用して焼くパンについては、以前こちらの記事でも紹介しています。
準強力粉E65で焼いた食パンの味
ハードブレッド専用粉とも言われる準強力粉・E65は、食パンにすると軽い食感に焼きあがりました。
味も、悪くないです。
確かに強力粉で焼いた食パンとは違いますが、これはこれで違った味わいがあって個人的には好きです◎
軽くトーストすると、表面がサクッとして美味しくなりました。
食パンに「もっちり感」を求める方にとっては、少し物足りない焼き上がりになってしまうかもしれません。
まとめ
個人的には、準強力粉で食パンを焼くのはアリだなという感想です。
でも、強力粉で焼いたのとどちらが好きかと問われたら「強力粉で焼いた食パン」ですね・笑。
今回は「代用できるか」ということで焼いてみたわけなので、早々に強力粉を買いたいと思います。
使用した小麦粉・E65については以下の記事をご覧ください。
本来はハード系のパンを焼く小麦粉です。
このかぼちゃパンを焼くことで、ようやく冷凍保存していたかぼちゃを使いきることが出来ました。
水分量の調節が難しくて苦戦しました。