国産小麦 南のめぐみ(ミナミノカオリ)の特徴
今日紹介する小麦粉は、国産(九州産)の強力粉、「南のめぐみ」です。
「ミナミノカオリ」という品種を100%使用したパン用の強力小麦粉になります。ミナミノカオリは2004年に品種登録された小麦粉。
南のめぐみの特徴は、焼き上がりがソフトでふんわりしていること。
あっさりとした味わいで、ボリュームが出やすい点も特徴としてあげられます。
あまり吸水しない性質なので加水を控えめに、との説明も目にしました。
今回ママパンさんで購入した南のめぐみは熊本県産ですが、場合によっては近隣の県のものが使用されることもある、とのことでした。
普段、国産小麦の中でもとりわけ北海道産の小麦粉でパンを焼くことが多いのですが、違う土地の小麦粉も買ってみようと思い、九州産の「南のめぐみ」を選びました。
ママパンさんで購入した2.5kg入りの商品は、チャック付きの袋に入っています。
南のめぐみ、100gあたりの栄養成分は以下の通りです。
- 熱量(カロリー) 350kcal
- たんぱく質 10.3g
- 脂質 1.8g
- 炭水化物 73.1g
- ナトリウム 1mg
- 灰分 0.45±0.03%
農作物ですので、これらの値は収穫時期によって多少変化するとのことでした。
九州産 南のめぐみでパンを焼く◎レシピ紹介
九州の温暖な土地で収穫された小麦・南のめぐみ。
どんなパンが焼けるのか?楽しみです。
とりあえず、こねないパンを焼くことにしたのですが、少し言い訳させていただきますと…
連休中は家族の食事の支度・衣替え(急に暑くなった、、)やらで忙しいけど、パンが食べたい。
そこで、ラクに作れるこねないパン。
時間がとれるようになったら、形成するパンも焼いてみたいと思います。(ほんと?)
紹介するパンのレシピは、レーズン入り・こねないパンです。
レーズンが嫌いな方は、入れずに作っても美味しいです。
このレシピは発酵させるのに時間はかかりますが、ヘラで混ぜるので手も汚れません。
イースト(酵母)の量を減らして発酵時間を長くとると、粉のうまみが引き出されてより美味しくなります。具体的な数字は後程。
オーブンの他に必要な道具は、はかり、ボウル、へら、大きめ(29センチ×23センチくらい)のホーローバット、クッキングシート。
「そんな大きなバット、うちにはないわ」という方は、小さめのバットやスクエア型など、オーブンでの使用が可能なもので代用してください。
その際、材料を半分にするなど生地の量を調整してみてくださいね。
材料は以下の通りです。
- 南のめぐみ 300g
- 塩 3g
- 水 300g
- インスタントドライイースト等のパン酵母 2g
- レーズン 100g
レーズンはぬるま湯で洗い、水気を切っておきます。
使用した酵母は白神こだま酵母ですが、インスタントドライイーストでも同じように焼けます。
室温が25度を超える季節や、発酵時間を十分にとれる場合は酵母の量を1.5gまで減らして作ってみると、違った味わいの焼きあがりになります。
ボウルに小麦粉と塩を入れ、空気を含ませるようにへらで混ぜます。
酵母を振り入れ、35度くらいにあたためた水を加えます。
へらで20回ほど混ぜ、レーズンを加えてさらに混ぜます。
粉っぽさがなくなればOKです。
ここでいったん生地を休ませます。
ボウルの上部をラップでおおい、室温に1時間ほどおきます。(へらはボウルの端っこのほうに寄せて)
再びへらで20回くらい混ぜ、一次発酵させます。
生地の表面がぶくぶくとしてくるまで時間をおいてください。
25度の室温ならば、3~4時間ほどでしょうか。季節に応じて加減してください。
この間に、生地を流し込む型にオーブンシートを敷いておきます。
生地はそっと流し込んでください。
へらを使用し、容器の隅まで敷きつめ30分~1時間くらい二次発酵させます。
左→流し込んだ直後。右→二次発酵後。
二次発酵も、表面が乾燥しないように注意してください。
一次発酵で利用したラップを再利用すると経済的◎
230度に予熱したオーブンで30分焼きます。
レーズンたっぷりです。焼けたら型からはずし、網などにのせて冷まします。
量が多いので8等分して一つずつ袋に入れ、冷凍保存しています。
南のめぐみで焼いたパンの感想は、よく膨らむ!そしてやはり、ソフトな焼きあがりでした。
なるほど、これはいい!
まとめ
九州産の小麦粉も北海道産のものと遜色ない品質で、使い勝手が良かったです。
ボリュームも申し分ないと感じましたし、国産小麦のもっちり感もあります。
一般的に国産小麦は吸水がそれほど良くないため、水分量を控えめにと言われていますが、室内の空気が乾燥している場合は、あまり気にせず加水しています。
まあ今回は手ごねではないために影響がなかったのかな、とも思います。
これからやってくる梅雨の時期や夏場など、湿度が出てくるとまた話が変わってくるのですが…。
国産小麦にしては、値段がそれほど高くないのも嬉しい◎