新麦でパンを焼く
2019年の新麦で焼いたパンの紹介です。
今回使用したのは「とかち小麦ヌーヴォー・十勝ゆめぶれんど」という新麦。
先日は諸事情により(買い置きのチーズを使い切りたい)、チーズ入りのパンを焼いてしまいましたが、やっぱりここはシンプルな食パンで小麦粉の味を楽しみたいです。
チーズ入りのパンも美味しかったのでいいんですけど、食パンの方がより新麦の味がわかるかな、と。
そこで、手軽に焼けるワンローフ形成の食パンを焼こう!ということにしました。
小麦粉の量でいうと200gほどが焼けるパウンド型を使用しています。
パウンド型の寸法は、縦21.5cm(20.5cm)、横8cm(7cm)、高さ6cmです。
※カッコ内は底の部分の寸法です。
こちらはパウンド型について書いた記事になります。
ワンローフ食パンのレシピ
材料(パウンド型1台分)
- 十勝ゆめぶれんど 200g
- きび糖 4g
- 塩 2g
- ドライイースト 1.4g
- 水 114g~
- 牛乳 20g
- バター 8g
水と牛乳はあわせて35度程度にあたためておきます。
バターは冷蔵庫から出して、室温に戻しておきます。


作り方
発酵させることを見越して大きめのボウルに小麦粉、きび糖、塩を入れます。
水分が均一にいきわたるよう、粉に空気を含ませる要領で粉類をざっと混ぜます。


右の画像のようにインスタント・ドライイーストを振り入れたら、水と牛乳を一度に加えます。



ゴムベラなどで粉気がなくなるまで混ぜたら、ラップをして10分ほど生地を休ませます。
※新麦の性質を考えて、吸水を丁寧に行っています。


左の画像のように休ませた生地に柔らかくしたバターを加え、15分間しっかりと捏ねます。


とじ目を下にした生地をボウルに入れたら乾燥しないように気を付けて、一次発酵させます。
※この日は28度ほどの室温で3時間ほどかかりました。
季節や捏ね上げ温度によって異なりますので、生地の状態をみて下さい。
台に移してガス抜きをしながら丸め直し、10分のベンチタイム。
濡れふきんをかけて生地を休ませます。


左の画像のようにパウンド型の長さにあわせてガスを抜くように円形にのばし、くるくると巻いてとじ目を軽く閉じて型にいれます。
大きめのビニールで包むなどして二次発酵させます。


200度に予熱したオーブンで20分ほど焼いたら完成です。
焼成後はすぐに型から外して冷まします。
※焼成時間はオーブンによって加減してくださいね。
我が家は電気オーブンです。
パウンド型でワンローフ形成する利点は?
まずパウンド型を使用する利点としては、小麦粉の量がちょうど200g入る大きさなので、他の材料の計算がしやすいことが挙げられます。
ベーカーズパーセントで計算する際、小麦粉の量を「100」とします。
そのため、その他の材料を全て2倍にすればいいわけですので電卓を使わずに済むのです。
あとは、200gの小麦粉は非常に扱いやすく、ボウル内でこね作業を終えることができます。
次にワンローフ形成についてですが、この方法は分割作業がないため楽ちんなのです。
パン生地の分割作業は、生地にとってもストレスになります。
作り手にとっても、きちんと等分しなければと少々面倒。
以上が私が感じるパウンド型・ワンローフ形成の利点です。
まとめ
ワンローフの形成は、やっぱりラクでした。
そして食パンは、新麦の味がよくわかるパンだと改めて思いました。
まずはシンプルなパンで新麦を風味を楽しんでみるのがいいですね。
去年は新麦を食べ損ねたので、今年はたくさん消費したいと考えています。
吸水性も良く、扱いに困ることもない小麦粉だなという印象を受けました。
食パンにしてもよく膨らみましたし、もちもちととても美味しい新麦でした。
前回焼いたチーズパンの記事は、こちらです。
ゆめぶれんどの特徴などをまとめた記事になりますので、ご参考までに。