まつりパンライフ

家で焼いたパンと読んだ本の備忘録、愛用のキッチングッズの紹介をしています

ライ麦粉で作る 基本のまるパンレシピ◎手ごね・白神こだま酵母編

こだま酵母で焼いたライ麦パン

手ごねで基本のライ麦粉のまるパンを作る

最近はもっぱらこねないパンばかり焼いていましたが、久々に手ごねでライ麦粉を使ったまるパン(プチパン)を焼きました。

 

今さらですが、基本に返ってシンプルなまるパンの紹介です。

ライ麦粉の配合は15%。

 

割合としてライ麦15%というのは少なめですが、素朴な味わいながら風味も感じられる焼き上がりとなりました。

 

オーガニックのオーストラリア産ライ麦粉

 

使用したオーストラリア産のオーガニックのライ麦粉の画像です。

細引き・全粒粉タイプのライ麦粉になります。

 

www.matsuripan.com

 

ライ麦については、こちらの記事で詳しく書いています。

 

今日は白神こだま酵母バージョンのまるパンのレシピを紹介しますが、同量のインスタントドライイーストでも同じように作ることができます。

 

胡桃やゴマを入れてみたり、ドライフルーツを入れてみたりと、応用がきくパンになりますのでマスターしておくといいと思います。

 

まるパン(プチパン)はパン作りの基本ともいえますので、改めてブログにまとめてみたいと思います。

 

一応はパンブログを名乗っているのに、寿司のネタ記事ばかりですから。(汗)

 

ライ麦のまるパンレシピ~白神こだま酵母~

白神こだま酵母を使用したライ麦のまるパンレシピですが、同量のインスタントドライイーストでも同じように焼くことができます。

 

オーブン付属の天板2枚分(12個分)のレシピ紹介になります。

天板1枚で焼かれる方や、12個も食べきれないという方は、材料を半分にして下さい。

 

材料

強力粉 340g

ライ麦粉 60g

ぬるま湯 220g(35℃程度)

牛乳 60g(35℃に温めておく)

バター 20g(室温で柔らかく戻しておく)

きび糖 6g

塩 4g

白神こだま酵母 2.5g(同量のインスタントドライイーストでも可)

 

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白神こだま酵母については、こちらの記事も参考になるかと思います。

 

作り方

白神こだま酵母で作る場合は、下準備として、材料のぬるま湯から30gほどを取り分けて酵母を振り入れ、3分ほどおいておきます。

 

水に溶いた白神こだま酵母

 

スプーンで溶きました。

 

では作り方です。

 

ライ麦パンの材料

 

大きめのボウルに、小麦粉類、塩、きび糖を入れてざっと混ぜ、白神こだま酵母を溶かした水、ぬるま湯、牛乳を加えて全体をなじませます。

 

パン生地に発酵バターを加えて捏ねるところ

 

柔らかくしたバターを加え、8~10分ほど捏ねてひとかたまりに。

 

シャワーキャップを被せてパン生地を発酵させる

 

このようにシャワーキャップ等で乾燥しないように覆い、1次発酵させます。

 

一次発酵させたライ麦パンの生地

 

6時間後の生地の状態です。

いい具合に発酵しているのが確認できます。

 

今回は400gの小麦粉に対して2.5gのこだま酵母を使用しました。

酵母の量が少ないのでは?と思われた方もいらっしゃると思いますが、今の時期(6月)は室温もそれなりに高く、パン生地の発酵がどんどん進みます。

 

そのため、この酵母の量でも問題なく膨らみます。

 

パン生地を分割して丸めたところ

 

12分割して軽く丸めたところです。

とじ目を下にして15分のベンチタイムをとります。

 

ベンチタイム後のパン生地を丸めなおした様子

 

きっちりととじ目を閉じるように丸め直し、30~40分ほど2次発酵させた様子がこちらです。

 

時間はあくまでも目安ですので、生地の状態をみて判断してください。

 

1.5倍ほどの大きさにふっくらと膨らめばOKです。

生地の表面が乾燥すると、うまく発酵しませんので、注意してください。

 

大きめのビニール袋で覆うなどなさって下さい。

 

私はオーブンの発酵機能を使っています。蒸気(スチーム)が出るタイプなので便利です。

 

オーブンを200℃に予熱させ、その間にクープを入れます。

焼成中に生地が裂けてしまうのを防ぐためです。

 

クープを入れたパン生地を窯入れするところ

 

200℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼けば完成!

 

ライ麦を15%配合したパン

 

焼き上がったパンたちです。

ライ麦の香りがほんのりと漂い、焼き色が食欲をそそります。

 

食べるときは、トースターでリベイク(温めなおし)した方が美味しいです。

 

食べきれない場合は、冷凍保存がオススメですので活用してみて下さい。

 

ライ麦粉の割合・焼いてみての感想

ライ麦粉はグルテンができないため、膨らまない性質を持った粉です。

 

いくら栄養価が高いからといって、いきなりライ麦粉の割合を多くしてしまうのはハードルが高く、失敗の原因になることも。

 

また、ライ麦粉の割合が多いほど目の詰まったクセの強いパンになりますので、苦手な人も多いと聞きます。

 

今回焼いた丸パンは、国産小麦の春よ恋という強力粉に15%のライ麦を配合したわけですが、ほんのりライ麦の香りがする美味しいパンに焼き上がったと思います。(自分で言う・笑)

 

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国産小麦・春よ恋についてはこちらの記事も併せて読んで下さると嬉しいです。

ふんわりとしたパンに焼きあがったのは、国産小麦・春よ恋のおかげでもあるのかな!?という感想も持ちました。

 

ライ麦を配合したパン生地は、発酵の進行が早くなるうえ、膨らみにくいので発酵を切り上げるタイミングが難しくなるという印象も受けました。

 

もう少し、ライ麦粉の割合を増やしてみても良さそうな手ごたえを感じました。

次回は20~25%ほどの配合でチャレンジしてみたいと思います。

 

最後に

完全に製粉された白い小麦粉で焼いたパンよりも、ライ麦や全粒粉を使った茶色っぽいパンの方が良いです、みたいな話が聞こえてくるようになりました。

 

しかし、それらのパンの好き嫌いはハッキリしていますよね。

美味しく食べられて、少しでも体にいいパンが焼けたらなと思います。

 

この間、外掃除をしているときに右手に思わぬ大怪我をしてしまい、しばらくパン作りから遠ざかっていました。

 

手ごねでパンを焼いているため、利き手である右手が使えないと話になりません。

 

そして、追い打ちをかけるように何年かぶりに風邪をひいてしまい、数日間寝込みました。お腹にきた風邪で、3日間の絶食でした。

 

実は「断食道場に行ってみたいな」と秘かに思っていたのですが、思わぬ形で叶ってしまい(!?)、お腹がぺったんこになりました。

 

家族には迷惑をかけてしまい、申し訳なかったです…体調管理には十分気を付けたいなと思った次第です。